現実を受け入れると前に進む | きららの心理

きららの心理

アダルトチルドレン専門カウンセラー
心の在り方について綴っています

現実を受け入れるというと

すべてを容認する

鵜呑みにする

どんな現実も甘んじて受け入れなければならない

 

そんなふうに思っていませんか?

もし そう思っていたなら それは違うのです

 

現実を受け入れるというのは 受け身になることではなく

事実を素直に受け止めるということです

抵抗しないことです

 

抵抗しないというのは

目の前の出来事が 例え自分の求めている状況でないとしても

その出来事に逆らわずに 「起こった事」として素直に認識することです

 

自分の求めていない状況だから

現実を受け入れることがなかなか出来ないということになります

 

ですが もっともな話しなのですが どう拒絶しても どう逆らっても どう思ったとしても

起こった出来事は変えようがなく それに抵抗すればするほど苦しいのです

 

受け入れる事が出来ないのなら 受け入れないということを受け入れる

自分の心がどこへ向かっているのか

何を求めているのかということと向き合ってみる

 

 

苦しい時というのは 受け入れなければならないと思うことなのです

 

変えようのない現実を受け入れない時

次に進むことがなかなかできません

ですが 受け入れられないことを無理に受け入れなければならないと思うのは

もっと 苦しみが長く続くのです

 

現実を受け入れなければ苦しい

けれど 無理に受け入れる事も苦しい

 

だから 受け入れないという自分の気持ちを受け入れるのです

自分の気持ちが 今 どうなのかをしっかりと見つめてみる

 

受け入れないと自分が思っているのであれば

それはそれでいいのです

そのことが分かっているということがいいのです

 

あなたが現実を受け入れなくても 誰も困らない

あなたが現実を受け入れようと受け入れまいと 起こった出来事は何も変わることはありません

 

 

苦しむのは たいてい変えられない現実を変えようとして躍起になってしまうからです

 

その起こった出来事は あなたの力で変えられますか?

 

何を受け入れて 何を受け入れないかを決めるのは 自分自身です

変えられることと 変えられないことの状況を見極めること

 

現実を受け入れていくということは

起こった出来事を踏まえて 

自分に何が出来るのかを考えるチャンスを与えてくれているということなのです