昨日、『神様の言うとおり』 という映画を見てきた。
三池崇史監督という、バイオレンス描写を得意とする作風の監督の作品。
ある日突然、日本中の高校生たちは失敗したら死んでしまうゲームに強制的に巻き込まれる。
なぜ？どうして？状況に関する説明は一切ないまま、不可解なゲームは続けられていく。
理不尽なゲームルールにより、バッタバッタと高校生たちは死んでいく。
良い子は生き残り、悪い子が死ぬなんてきれいなことがあろうはずもない。
最後の最後まで、高校生たちがなぜそういうゲームに巻き込まれなければならないのかの説明はなし。ただ、明らかに続編を前提としたキリの悪い終わり方になっているので、もしかしたら将来的に謎が明かされるのかもしれないが。
ただこの作品に限ってのことを言うならば、不条理過ぎる場面展開に一切の説明がなされない、という大変不親切な作りになっている。
また、殺戮シーンのグロさが、この作品を鑑賞する上でのひとつのネックになるだろう。
その点において、私はこの映画をまったくオススメできない。
でも、私としては 「見てよかった作品」 であった。
この作品を見て良いと思えるためには、３つの条件が必要になる。
①首が飛ぶとか血が出るとか、そういう残酷描写に耐性がある人。
②映画とはかくあるべし、というこだわりがないこと。
③ハチャメチャな展開に、どうしてそうなるのかの論理的説明がまったくなくても怒らない人。
人はこの映画を見てムチャクチャだとか理不尽極まりないとか言うのだろうがー
この世界こそ、理不尽でムチャクチャな世界である。
ちなみに、ここで言う 『理不尽』 というものは現実には存在しない。
それは、人間がこの世ゲームに参加する上で認識上の必要があって作られた概念でありー
具体的に、「理不尽」 というものが存在するわけではない。
「ただ、そうであるだけ」 の状況に対し、人が自分の都合上そう名付けただけのことである。
でも、「理不尽は存在しない」 なんてことは、理屈としては正しくても何の役にも立たない。だから、理不尽はあるということで話を進めていくと、必然 『この世界は理不尽に満ちた世界』 ということになる。
理不尽でない…つまり 「理に適っている」 世界、努力が報われ愛と正義が勝ち、良い者が幸せになり悪いものがその行為の報いを受ける、そんな世界のイメージのほうこそ幻想である。
それは、そう在ってほしいという単なる 「願望」 にすぎず、真理などではない。
だから、今の世界の在り方は間違っている、真理から外れているというほうがおかしい。
実は、今の状況こそ幻想世界の 「自然」 であり、我々が世界に勝手におっかぶせる 「理想」 こそ甘い幻想である。
でも、理想を追うことは大事である。
追っても到達できないからこそ、追い続ける。結果として、ゲームを長引かせることができる。いや、永遠に終わらず続けることができる。
その終わらない 『挑戦ゲーム』 こそ楽しい。
人は、生まれて以後、これらのことが分からない。
なぜ、地球に生まれたか。
なぜ、日本人か。
なぜ、男か （女か）。
どうして、その町なのか。
なぜ、その親の元に生まれたか。
なぜ、生まれた家がその経済状況なのか。（裕福か並か貧乏か）
なぜ、その顔に、その容姿に生まれたのか。
なぜ、そういう気質なのか。
なぜ、運動神経がいい （悪い） のか…等々。
まるで、何の解説も与えられない。
選んだ覚えはない。でも、気付いたらある状況はスタートしており、ただ生きるしかない。
なぜ、どうしてを考えても何にもならない。
スピリチュアルでは、よくこう言われる。
『あなたは親を含め、すべてのことを選んで生まれてきた。納得づくで生まれてきた』
これはある面では当たっているが、この世界ではまるで意味をなさない理屈である。
そうかもしれないが、あなたはその記憶をあえて 『封印』 してゲームに臨んだのだ。
だから、記憶喪失になってわざわざ自覚を失っているものを、無理にこじ開けてどうする。
（たいていのケースではこじ開かず、『開いた気になる』 だけなのがほとんどだけど）
それが最善だから、最初に封印したんだよ。覚えてないようにしたんだよ。
私は、この世界ではゲームを開始した存在の意図を尊重するのがいいと思う。
つまり、忘れさせられてるんだからそのままでいいや、ということ。
だから私はスピ流儀ではなく、一般感覚を選ぶ。
私は、親なんか選んでない。
男に生まれることも、こういう顔に生まれることも決めた覚えはない。
スピ的理屈では選んでいることになるんだろうが、実感を持てないことを頑張って思おうとしてもつまらない。正しいかどうかよりも、素直にそう思えるかどうかだ。
この記事では、「私選んだ覚えがあります」 なんて少数例は、相手にしない。
そういうタイプの人は、私のところに来なくていい。
クラブ活動が違いますから。
人生の目的は何か。生きるってどういうことか。
宇宙の根源は何か。
分からないと、生きていけませんか？
もしそうなら、それはあなたの弱さである。
この世界は、そんなこと分からなくても楽しめるようになっている。
ゲームクリアが可能なように作られている。
前世を知ったり、この次元を超えた理屈に関してやたら知りたがるのは弱さだ。
高校の水泳の時間に、浮き輪を要求するようなものだ。
そもそも、高校生に浮き輪など与えられない。「普通なくても泳げる」 と学校側は考えているからだ。でも、ないと溺れちゃう！泳げない！と言って、浮き輪を求める。
そりゃ楽かもしれないが、本来なくても泳げるところをそんなことしてるんだから、恥ずかしい。
『神様の言うとおり』 という映画の中の、ある登場人物の言葉が印象的だ。
『なぜ、どうしてはこの状況を切り抜けた後で、ゆっくり考えよう』
同感だ。
宇宙のしくみ、この次元を超えた世界の理屈を求めるより、まず目の前の取り組み。
極端な話をすると、そういうこと考えるの、死んでからでも遅くはない。
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（時折さむいかもですがそれは気を付けて）
笑って、気持ちよく。
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【お申し込み方法】
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⑥スピリチュアルＴＶ、いつもご視聴ありがとうございます！
今回録画分はこちら。次は１１月２１日 （金） になります。
http://www.ustream.tv/recorded/54928904
⑦賢者テラが、過去に出版した小説を復刊させよう！
テラが今のようになる前、チャネリングによって書いた小説があり、出版していました。
しかし当時は私も無名で、内容は本当に面白いのですが結局売れず、廃版となりました。
私が今のようになって、トークライブへ行く先々でこの本を欲しがられますがー
作者の手元にも、ほとんど残っていません。
この物語を、このまま埋もれさすのも惜しい。そこで、皆さんにお願いがあります。
以下のサイトにて、投票いただきたいのです。
『復刊ドットコム』
→ http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=56653
皆様の、清き一票をよろしくお願いいたします！
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