1年分のブログを書きました。前編【わたしの2016年1月~7月】 | おたるつ

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モノホンのおたくにジャンルは関係ねえはずだ!
ってわけで、おたくのるつぼ。略しておたるつ

どうもみなさん、お久しぶりです。約半年ぶりに更新します。

一度書かなくなるとダメなもんですね。

いかん、このままでは2016年に私の身に何があったのか、将来思い出せなくなってしまう。

というわけで、自分のための備忘録としてこの1年を書き起こすことにしました。

 

2016年も残り半月ほど。

しかし、今追いかけているグループのメジャー流通シングルの発売が控えているので、

まだ全然2016年が終わろうという気配がない。

この1年をログライン的にまとめればこうなる。

 

カスタマイZ復活を待ちつつも、どこか諦め始めていたとき、新しい推しに出会う。

カスタマイZは解散し、事実上ボイメン研究生の単推しになり、わりと地獄のように

イベントに足を運ぶようになる。

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〈1月〉
元旦。新年の晴れやかさとはほど遠い気分で、おたく(40代?男性)と熱田神宮に初詣に行き、

参道近くの飲み屋をハシゴするという残念な年明けを迎えた。

本現場のカスタマイZは次の予定が一切出ないまま、私の推しであるGOROくんの

二十歳の誕生日&成人式が近づいていた。

 

GOROくんの誕生日は1月12日。もうこの時点で何も発表されないということは、

生誕や成人を祝うチャンスがないことくらい薄々分かっていた。

それでも、もしかしたら…という気持ちが捨てられない。

私は仕事の関係で毎年必ず、地元の成人式に行かなければならない。

ずっとずっと、GOROくんの生誕イベントと地元の成人式が被るのではないかと不安に思っていた。

お願い、どうか別の日になって…と願った日々もむなしく、来る日も来る日も何も発表されなかった。

推しの二十歳の誕生日のため、多少なりとも蓄えていた。

いつしか、財布を開く度「もしかしたら生誕があるかもしれない。それなのにお金を使ってしまった」と

必要のない罪悪感がつきまとうようになり、この頃はどこにも行く気がしなかったし、

何をやっても楽しくなかった。

 

現場で会ったら渡そうと、おたくに宛てて書いた年賀状が手元に残ったまま、1月も半ばを過ぎた。
やっと現場初めができたのが1月16日。

中部国際空港(セントレア)で行われたBOYS AND MEN研究生のイベントだった。

これがまさか転機になるとは思ってなかった。

2015年の夏頃から、誘われて何も予定がないときは、ちょいちょいボイメン研究生の現場に

足を運んでいた。

名古屋の男性アイドルグループ「BOYS AND MEN」の弟分。

そこそこ現場を重ね、気が向いたらその時々で違うメンバーの接触に行ったりもしたが、

推しができないのでいまいちハマりきらずにいた。

 

久しぶりの現場、しかも過疎現場におたく仲間が大集合。

生誕の悲しみなど忘れて汗だくになって騒ぎ散らかし、空港グルメで腹を満たして大満足。

接触も安いし(2Sチェキ1000円)、昨年末のZepp公演やその日のライブで印象に残った

清水天規(たかのり)くん(以下:たかくん)の券を買ってみた。

新メンバーだしどんなもんじゃい、という羽根のように軽い気持ちで、短い列に並んだ。

その日は、ああ、いい子だな~くらいだったのだが、次の日も同じイベントがあって

なんやかんや釣られて再び行ったのがあかんかった。

 

前日のブログに嬉しいと書いてあったので「名前コールめっちゃ叫んだよ」と伝える。

たかくんは、「嬉しい。ぼくの推しじゃない人も名前呼んでくれてホントに…」と、

現在のキャラクターからは考えられないほど弱々しく言葉少なに答えた。

待て待て待て。

私は確かにキミの推しではないけれど、大前提として研究生が好きだという気持ちがあってだな、

その研究生が好きという気持ちには私だけでなくきっと多くのファンも

「みんなが好き」という前提があるだろうが(1月時点での印象)。

と思った私は言わんでいいのに「私研究生に推しいないから。だから次もしっかり見とくから」と、

謎の推しいません宣言をしてセントレアを後にした。

 

自分の推しじゃない人がいるなんて、なんて悲しいことを言うんだろう。

いや、そんなアイドルに対してさらに「推しいない」と言うのもどうかしている。

私はタンスからたかくんのメンバーカラーである紫のTシャツを探し出し、

1週間と経たずにまた、長いとはいえない列に並んだ。

 

自分の推しがいない(少ない)と思っているアイドルを推してみたら喜ばれた。

推したい人に誕生日も成人式も「おめでとう」と言えなかったおたくの前に、

推してもいいアイドルが現れた。

私の中の需要と供給が満たされ、暗い気持ちが少し晴れた。

その後、カスタマイZは7月に解散を発表するのだが、薄々予感していた解散を突きつけられたときより、

私は年末から1月にかけてのほうがずっとしんどかった。

やっと生誕も成人式も諦めてバースデーカードと、

誕生日プレゼントの「Someday to S.S.A Happy 20th Birthday GORO」と刻印した爪ヤスリを

事務所宛てに郵送した。

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〈2・3月〉
カスタマイZへのフラストレーションを抱えながらも、だいぶ割り切れたので

近場で遊ぶことにした。舞台も見たし、男性アイドル以外のライブも見に行った。

こと男性アイドルに関しては名古屋を拠点にどんどん新グループが誕生してきていて、

「ハッシュタグ」の前身BOYS STYLE CAFE(ボイカフェ)や

EBiDAN名古屋(えびなご)を見つつ、ボイメン研究生とMAG!C☆PRINCE(マジプリ)を

なんとなく平等に行く、というKSDD生活を極め、結局毎週どこかの現場にいた。

 

地方おたくの良いところでもあるのだが、推しグループが違っても“地元”っていう共通点で知り合えて、

一緒に現場行ったりできる。

EBiDANの弟分ユニットが集まるイベントに合わせて行きつけのドルヲタ居酒屋

「力雅」で女ヲタク約30人が集った「力雅女祭り」を開いたのも3月。

地元といいつつ関東や関西の女ヲタも来てくれ、初対面のおたくもいるというのに

知らんおたくの誕生日祝いにも参加してくれ、3つのバースデーケーキをむさぼり食った。

みんなで深夜のスーパー銭湯に行き、裸で推しの可愛さを語って夜を明かし、

翌日そのまま連れ立ってボイメン研究生を見に行った。

なんかそうゆうの、ずっと続けばいいのになって思ってる。

核だったカスタマイZ現場を失った今、余計に強くそう思う。

 

そのカスタマイZが遂に再始動。

4thシングル&1stアルバムが4月27日に発売されると発表された(3月12日)。

今までの楽曲を網羅したまるで“まとめ”のようなアルバムは、

6月か7月でレコード会社との契約が切れることを予感せざるを得なかった。

現体制の再結成直後から続くWEBラジオ「ハジメマシタ」も終了し、リリイベ期間も半分平日の

わずか6カ所(結果的に1カ所は地震の影響でなくなったので5カ所)。

単純に喜べない材料がそろってはいたが、それでもカスタマイZに会える喜びは、

何物にも代え難いほど嬉しかった。

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〈4・5月〉
現場バランスからマジプリが消えた。

カスタマイZのリリイベを控えながらも、研究生の比重が高まっていったためだ。

私の経験だが、めっちゃ行けば良かった現場に行けない、行かない選択をした後悔があると急激に

ハマっていく。

それが4月11日にあったボイメンショップ&カフェのたかくん1日店長で、

ここを境に行けるイベントに行くのではなく、イベントは基本的に全部行く、という

スタンスに変わっていく。

 

アイドルとの接触が得意なタイプではないけど、現場数も多く、

たかくんのサービス精神にも助けられて特典会に行くのが楽しみになった。

長々話を聞いたあと「今の全部ウソ!」って言われたり、シャツのボタン開けて胸元見せてきたり、

握手しながら「ぷにぷに~~」と言って手を揉んでくるやりたい放題っぷりが可愛らしかったし、

前回話した内容やブログのコメントで書いたことを覚えてくれていて会話に出してくれる

営業努力の細やかさに感心したし、とても嬉しかった。

芸歴が長く弟体質っぽいたかくんが、年下の多い研究生の中で自分のポジションを探っていく姿も

応援したいと思えた。

 

一方で忘れさられたと思われていたGOROくんが声優を務めたアニメ「クラゲの食堂」のDVDが発売(3月9日)。

4月17日に新宿でイベントが行われた。

やっと「あけましておめでとう」と「誕生日おめでとう」を伝えられた。

 

そして、最後のリリイベが始まった。5カ所のうち3カ所へ行った。

発売日の4月27日は名古屋で、また力雅に集まって再会を喜び、寿司を食ってDVDを見た。

ファイナルではHIROKIくんが「楽しい夏をお過ごしくださいね」と発言。

やっと活動が再開し、カスタマイZと楽しい夏を過ごす気マンマンだったおたくをざわつかせる。

リリイベ終了後のメンバーのブログでも、この先しばらくまた何もないことが伝わってきた。

思い返せばきっとあの頃にはもう、この先続けていくのかどうかって話が出ててもおかしくない時期だと思う。

やっと会えて喜ぶ私たちの姿を見て、どんな気持ちでいたのかな。

最終決断をするとき、思い止まってくれる材料になれなかったのかな、とか考えると今でも涙が出るほど悲しい。

けど、少なくともリリイベを終えた時点で私は、メンバーがチームZ(ファンの総称)のことを

すごく好きでいてくれるんだなって思うことができた。

活動の場がなくて歯がゆい思いをしているのはメンバーも一緒なんだなと思えた。

だから、暗い気持ちにならずに、またやるよって言ってくれる日を安心して待っていよう、待てる、と思った。

私は最後の特典会でGOROくんに「コックリさん、コックリさん、次いつ会えますか」と聞いた。

コックリさんは何も答えなかった。正直者だな、キミは。

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〈6・7月〉
6月は順調に研究生に通った。

改めて、カスタマイZが何もない間、いらん恨みを溜めずに済んだのは

研究生現場があったからだと思う。感謝感謝。

なんか重要なトピックスあったっけ? 忘れてたら教えてください。

 

そして7月11日。

カスタマイZ8月26日のラストライブを最後に解散すると発表された。

 

私がそのお知らせを見たのは、名古屋の仕事先から会社へ戻る電車の中だった。

少しずつ、あるかもしれない未来として覚悟を固めてきたことではあっても、

いざ現実となると受け入れ難かった。電車の中でボロボロに泣いて不審者極まりなかった。

 

冗談交じりで「解散が発表されたら2時間以内にアスナル金山に集まろうな」

なんて話していた。

その日、仕事が終わって再び名古屋に戻り、何度も現場を共にしたおたくと約束通りアスナルのベンチに座った。

そこでメソメソするかと思いきや、不思議とバカバカしい話しかしなくて、ミスドに場所を移して笑い転げて帰った。

その間にも電話くれたりツイッターで心配してくれたり、名古屋にいると知って「送って行こうか?」と連絡をくれたり。

おたくって本当にありがたいなと思った。

 

研究生現場ものんびりしていられない。

夏ツアーと名古屋港イオン内に設けられたスタジオでの定期公演が始まった。

ニューシングル「バッシャーン!!!」も発売され、悲しんでいるヒマなどないほど現場があった。

とにかく現場行ってライブ見てチェキ撮るの繰り返し。

加えて夏ツアーでは人気投票を行い、上位5人でメジャー流通シングルを歌うことが決まっている。

当初おたくの予想では、たかくんは当落ライン。

私はカスタマイZの解散を前に、何やってんだろうと思われやしないかと複雑な気持ちを抱えつつ、

他現場のおたく友達に投票してもらうべくツアーに誘いまくっていた。
 

つづく