北三陸、チャリ旅
大船渡市三陸町の巨大ピラミッドに驚き、余計な時間をかけて復興というものについて思いを馳せてしまった。が、その日の行程計画では、そこから二つ先の駅で次の列車に乗ることが目標。
予定では、その距離7kmを51分でクリアしなくてはならないのだが、三陸町を出た時点で既に20分経過。 ヤバいっ。
地図は確認していたが、どれほどのアップダウンがあるのか、全くの未知。
左手に三陸の綺麗な海を眺めながら、快適に、もとい、必死に登り坂をチャリを押して進む。
(やっぱり登り坂かい!?)
眼下に漁港の岸壁が見えた。 護岸工事が終わってスッキリして見える。
いくつかの登り降りを繰り返し、崖の上の最後のカーブを曲がると下り坂になる。 やった!間に合った、と喜んだのもつかの間、駅までまたまた登り坂。
しばらく行くと坂の向こうに鉄橋が見えてきた。
さらに少しすると斜め上に(笑)、駅も見えてきた。
が、その瞬間に唖然!
理由はこれ。
でもやったぁ! 階段の下で列車到着の5分前。 急いでこの階段を登れば、目的の列車に乗り込める。
汗だくなのも忘れて、急いでチャリをパックし、担ぎ、必死で階段を登ってホームにあがった時点で列車到着の2分前。 やったぁ!
ホームにある念願の小さな待合室を覗くと、中の様子は以前テレビで見た光景から、さらに輪をかけて凄くなっていた。
そこに溢れていたのは、、、
地元愛、
郷土愛、
地域愛、
親子愛、
兄弟愛、
家族愛、
大切なひとを想う愛、
純粋な恋愛、
もしかして同性愛(?)、、、
その駅の名前は、、、
、、、南三陸鉄道「恋し浜」。
愛のない人がここに来ると、愛にあたって具合が悪くなってしまうので、ご用心!!
Hari Ohm.
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