何かにつけてニュースなどで「一方、岐阜・多治見では…」と紹介され、お茶の間ではその暑さがすっかりおなじみだと思いますが、地元民からしてみれば余計なお世話なのです。
ただでさえ暑うてイライラしとんのにいちいち例えで出さんでもよいわドたわけが！と私は強く言いたい。
なので５年前の大震災で「節電」が大々的に呼び掛けられた時、被災してない幸せな環境にも関わらず、毎日地味に蒸し焼きにされそうな被害妄想を勝手に抱いて「岐阜イジメだぁぁ！」と控えめに心の中で叫んでいた私です。
でも一生懸命エコロジーしてたんですよ！
地震の直前に型落ちエアコン買ったのですが、冷房使ったら罪な気がして節電の風潮にならいあまり使う事をせずなぜか扇風機探しに放浪し、1,980円の安物扇風機ゲッツして氷枕で寝たりして耐えしのいでたんですよ。
んで、暑さで目が覚め身体中が汗だくで、毎朝シャワー浴びて今度は水道代がどうこうと、もうエコだか何だかわけがわからん2011年の夏でした。
いつぞやここの記事で
「寒冷地で暖房手当てが出たり電話が割引キャンペーンとかあるなら、電気代も夏場の岐阜限定で20％オフキャンペーンとかやってくれ！」
みたいなことを書いたら、最近電気自由化の流れでソレに近いシステムができました。
まあ岐阜限定じゃないんですけどー
それでも電力会社がポイント付けてどうこうってのは画期的です、時代は変わったものだ。
で、そのＨＰでは毎日の気温、気候や昨年使用料と比較できたりとなかなか便利なんです。
去年の今頃、クソ暑さが続いてるさなか８月の電気代見て凍死しそうでした。
今年も同じように心臓痛くなるかなぁと恐る恐る見てみたら、何と昨年同月より２割以上安くなってました。
特にエアコンも今じゃ堂々と使ってるし、何か他に思い当たるフシ……
あった。
実は今年の始め、無いカネひり出して冷蔵庫買い換えたんです。
それまで使ってたのは2000年モデル、１５年以上前の型でいろいろ壊れ始めたので、修理するよりこの際買い換えた方が良いか、という勢いだったのですが、こんなにも歴然とした差が出るのならもっと早く買い換えておけば良かったス。
結局、モノを大切に長く使うという心がけは日本人の道徳として大変良い事なんですが、実際のところテクノロジーの進化に素直に追従したほうが、かなり現実的なエコが身に染みて解ってしまう皮肉があるのです。
ちなみに私の実家は、未だにサザエさんに出てくる緑色の東芝製の冷蔵庫を３０年以上使ってました。
なかなかタフなヤツだったのですが３年前にとうとう壊れ買い換えた途端、電気代がアホみたいに安くなって老夫婦が腰抜かしてました。
「今まで払った電気代でもっといい冷蔵庫買えたがや！くっそー！」
と、お爺様のむなしい叫びが思い出されます。
皆様、節電してますか？
無理して節電するより、無理するパワーがあるならイマドキの家電に変えた方が意外と幸せかもしれませんぜ。。。
