We'll Meet Again | Thousand Days

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さうざん-でいず【千日手】
1. 同一局面の繰り返し4回。先後入れ換えてやり直し。
2. 今時珍しく将棋に凝っている大学生の将棋系ブログ。
主に居飛車党過激派向けの序盤作戦を網羅している他、
雑学医学数学物理自転車チェス等とりとめのない話題も…

※本来の表紙『さうざんでいず』


We'll meet again, don't know where, don't know when,
But I know we'll meet again some sunny day.
Keep smiling through, just like you always do,
Till the blue skies drive the dark clouds far away.


ちょぉぉっと面倒な試験がありまして、暫くの間ご無沙汰しておりました。あさげです。
(それにしても今日は酷い大雪でしたね…)
全体の約1割しか落ちないことで名高いこの試験、
とは言え偏差値35前後をウロウロしていた人にとっては脅威以外の何物でもありません。


まあ、偏差値アンダー30の盤面を前に千局以上粘ってきた人にとっては慣れたものです。
年明けからは将棋やチェスについて考える時間をなるべく最小限(※零ではない)に抑え、
図書館に籠って図書館が閉まればミスドに籠る感じで1日平均12時間ほど勉強しました。
あのまま将棋ブログを続けていたら今頃死んでいたでしょう。それだけは断言できます。




【数少ない我が心の友(なお無機物)】

追い込み期の勉強法は概ね定跡を踏襲しましたが、
いくつか独自の訓練も行いました…けどまあ私劣等生ですしそこら辺はノーコメントで。

鉛筆は三菱ウニHBまたはBが良いでしょう。鉛筆歴20年超の私がここに断言します。
(ちなみに三菱鉛筆は岩崎さん家とは無関係ですよ)

机上に置いておける御守りとしては、千駄ヶ谷or福島の将棋会館で買える駒消しゴム。
これを置いて落ちた人は今まで一人もいません! …私以外そんなことする人いません!

あと会場には受験生の譫妄を惹起するためわざと時計を置いていないことが多いので、
自前のものを用意しておくのが密かに重要です。




【悲しみを皆ここに捨てに来る模様】

遥か南方で行われる試験のため、大都会オオサカに宿をとります。無論お金が飛びます。

寝坊しかけてモーニング☆ラヴコールを受けたり、
行きの電車に乗って足を組んだ瞬間ズボンが破けてみたりと1日目は散々な状態でした。
(そんな中冷静に問題を解ききった私えらい! 後ろの席の人、動揺させてホントごめん!)

あと2日目は会場に携帯を忘れたり2本目の傘を買う羽目になったりしてましたけれど、
それ以外は概ね順調だったといっても過言ではないでしょう。ラーメン美味しかったし。

…存在がネタキャラな私としてはまだマシな方です。(ズボンはちゃんと買い換えました)


ところで、約9000人いる受験生のうちズボンが破けたまま試験を受けた人って何人ぐらいいるんでしょうね? …全国に3人ぐらいいませんかね?




【受験後早期の心不全?に対し著効】

受験生の集合的無意識を利用した近代的迅速自己採点システム「みんコレ」によれば、
どうやら私も赦された確率が比較的高いかもです。
(ただ3/18の合格発表まで確実なことは言えません)

いつの日か北海道で買ったお気に入りTシャツも…
あらぬ誤解を招くおそれがあるため、残念ながら今後はもう着られなくなりそうです。

ラスト1ヶ月で飛躍を遂げた筈の臨床は、よく見れば下2割。いつもながら際どい(笑)
(※必修が80%を切ると他がどんなに良くとも即死で、落ちる人は大体このパターン!)


この試験、何が気持ち悪いかって学力というより判断力・精神負荷テストと人格診断と、
あとついでに社会の良き犬となるための教育的洗脳を同時に行われている感じ
なんです。
どうすればここまで人を陥れんとする悪意でマークシートを満たすことができるのか…?

最低限の知識を一通り揃えておくことは、あくまで前提条件に過ぎないんですよね。
まあ私の場合この前提条件すらギリギリでしたが。

去年は例題の足し算引き算も間違えた癖にこれほど美しい試験を作る厚労省…流石です。

でも、いくら美しかろうが二度と受けたくない(笑)


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一緒に勉強し、問題を出しあい、逆転のための策や教材を私に授けてくれたF田とM川。

いつも私よりちょっと下にいて(しかも笑顔を絶やさずに)、自信と勇気をくれたNっち。

回数別過去問を解かずに本番突入し、Bブロック終了後に「さっきのって一般? 臨床?
と訊いてくるなどして「受験生にも色々いる」という事実に気付かせてくれたK岡たん…

などなど、様々な人に助けられてきた気がします。ありがとうね。皆受かってるよ多分。



医師というのは何とも業の深い職種だと思います。
人殺しが元気に人を殺せるようサポートし、政治家が元気に悪事を働く手伝いもします。
高齢化社会と少子化を促進させ、国力を削ぎます。

このブログには医学生が誤って迷いこまないよう無駄に様々な工夫を凝らしていますが、
読者の中にこれから国家試験を受ける人が混入している可能性も零ではないのでしょう。

私が自信を持ってできるアドバイスは、一言だけ。

"You Must Believe in Spring."