呪縛 | LANI'S 野々垣 弘子の『幸せになる為の思考論』

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産まれ落ちた親、場所、育つ環境はその人の運命や人格形成に大きく影響を及ぼします。

この日本では、未だ『母子分離』がうまく出来ていないケースが多く見られる気がします。


世間体を気にし過ぎる母親は、我が子に『こうあるべき』という【呪縛】を幼い頃から植え付けます。

子供にとって母親こそ法律の様な存在ですから、その母親の思考が偏っているとその子供も偏った思考になってしまうのは当然の事です。

運良く、母親(又は父親)の考え方と子供の考え方が一致している場合は上手く行くのかもしれませんが、そんなものは極々稀です。

『あなたはこれをやらねば』

『あなたはこれをするべき』


よくある『ネバベキ思考』が呪縛となり、その後の人生の手枷足枷になります。

親の考え方や意見が『絶対に正しい』とは言えません。

それは、子供に対しての押し付けであり、親の夢を叶えてくれる子供を創り上げる呪縛にしかすぎません。


『ネバベキ思考』に囚われ、自分自身の気持ちときちんと向き合えず、親からの呪縛との狭間で戸惑い続けている大人が多い様な気がします。


『親の言う事を聞いていればいいのだ』と育てられた子供は、自分で考える事をすることなく、自分でジャッジする事もなく、親のいいなりで育ちます。

そうして出来上がる、ニートやネグレスト。

『生き方がわからない』苦しみを持った子供が育つ背景は、何でも先回りしてやってしまう『毒親』に原因があるのです。


何かと話題の斉藤由貴さんが主演のドラマをたまたま観ていました。

お人形の様に育てた娘は私立女子校の教員となりますが、社会人となり、生徒や様々な人と接するうちに【何かがおかしい】事に気付きます。

斉藤由貴さんの『毒親』っぷりが余りにハマり役で面白かったのですが、実際こういう母親はいっぱい居るのだろうな…と思いながら観ていました。

娘に依存する母親。
その呪縛に苦しみ喘ぐ娘。

家族間の葛藤の末、ドラマではハッピーエンドとなりましたが、なかなか上手くいかないのが実情でしょう。


いつかは自立しなければならない子供達。

ある程度の年齢までは親の敷いたレールを歩かせるのもアリだとは思います。

しかし、親が良いと思う事や行かせたい学校は、必ずしも子供が良いと思う事とは限らず、行きたい学校ではないかもしれません。


私もずっと『ネバベキ思考』で生きて来ました。

『頑張って結果を出す事』が良い事だと思って生きて来ました。

本当に、生きづらかったです。


【親の敷いたレールを歩けばいい】

という呪縛は、間違った愛情の掛け方ではないかと私は思います。


【自分で考え、答えを出し、責任をとる】

それを小さいうちからルーティンとして植え付けておかないと、大人になってから困るのは今の子供達です。


親目線は、子供目線とは違います。

子供を愛しているからこそ、信用して、時に突き離す事で子供は自分の頭で考える事を駆使し成長していくのだと思います。

人生の迷い子を育ててしまわない様に。

『考えさせる』ということは、とても大切な事なのです。


あなたが今『呪縛』に囚われているのなら、その呪縛を解き放ちましょう。

親が決めたルールは、あなたのルールではありません。

道徳的なモラルを守る事以外全てのルールは、あなたが決めて良いのです。

あなたの人生は、あなたのルールが創っていく世界なのですから。

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