昔はね、ワタシの名前「美鈴」ってば
飲み屋さんに多い「源氏名」だったのね
小学5年生の時、岩手県宮古に転勤したの
転校一発目の自己紹介で
「美鈴です」
って言ったらみなクスクス笑うのね
なんでやろって思ったら・・・
唯一あった宮古のキャバレーの名前が
【キャバレー 美鈴】
だったらしい
その日からワタシのあだ名は
「踊り子さん」になった
子供はあだ名をつける天才だ
その後、中学2年で八戸に引っ越すと
転勤ばかりなのでこれまたついたあだ名が
「転校さん」で
マジシャンの引田天功さんとかけて
「てんこうさん」とたまに呼ばれ
(初代の天功さんね↓)
画像はお借りしました
掃除用具をいれるロッカーから
勢いよくジャジャ~~ンと脱出して
「大成功!」とか言いながら遊んでいた
まぁ、あだ名の話はいいのだが
最近はキラキラネームと言って
外人みたいな名前を子供につける
確かに読めないわ
紅葉=めいぷる
七音=どれみ
大陸=あーす
これは何かのクイズか?
罰ゲームなのか?
なぜ、キラキラネームを今の親はつけたがるのか
ワタシなりの心理的な解釈で見てみた
他と同じじゃイヤという優越感を感じたい
親が多いのではないか
そう、子供の将来よりも親の気持ち
親の期待や夢を託す
誰ともかぶらないような名前
なぜ他と同じじゃ嫌なのかは
もちろん優越感や特別感を感じたいというのがあるだろう
ならば、親自身が子供のころから
自分を特別扱いして欲しかったのかもしれない
その自分の分身である子供が
他とは違う
誰も読めない
誰もつけていない
唯一無二な子供の名前
であることで自分自身が価値を感じるのかもしれない
子供の価値が自分の価値
もちろん、どうぞ勝手につけてちょうだいなのだが
一部では大きくなった子供が可哀想
っていう声もきかれる
だけどね、本当に可哀想かどうかは
本人しかしらない
これからの世の中どうなるかわからない
将来、キラキラネームが世界的に通用するような
世の中になる事もあるし
外国人が日本に帰化した時に
川平慈英と闘莉王とか
日本の当て字的な名前が増える事だってあるかもしれない
その時にはアナタの名前がもはや
ふるっと言われてダサッとか思われるかもしれない
かわいそうなのはアナタの方かもよ
ともかく、誰がどんな名前をつけようが
家庭の事情って事だが
読み方がわからないと
覚えてもらえず結果的に
「あだ名」で呼ばれる可能性だってある
そう、ワタシのようにだ
ワタシが「実鈴」だって事は
同級生は覚えているだろうか?
今となっては知る由もない・・・