先日、母親が乗っている乗用車が走行中に突然故障しました。
全て母親から聞いた話なので、本当かどうかは不明ですが、突然変な音がしたと思ったら、アクセルもブレーキも効かなくなり、エンジンが止まってしまったそうです。
そんな状態でよく事故を起こさなかったものです。
車の故障自体はそこそこある話だと思いますが、今回の故障が特殊なのは、前日に車検を受けたばかりだったという事です。
車検は、近所で先代の頃からお世話になっている自動車修理工場に毎回お願いしているのですが、車検を受ける前に、今回は何か不具合があって何かの部品を交換したそうです。
どうやらそれが原因らしいのですが・・・・。
さて、故障した車は自力でどうする事もできないので、結局その修理工場に電話をして、けん引してもらったそうです。
私が今回の事を母親から聞かされたのは、けん引してもらった後からの話です。
私も車の構造等はさっぱり分からないので、今回何故この様な事態になったのか想像もつきません。
ただ、車検を受けて翌日の出来事なので、きちんと修理工場の人に理由を尋ねる様に母に助言しました。
その結果、修理工場の人が言った一言が
「全て私のミスです。」
それを母親から聞いた私は、とても安心しました。
今回の件が、何故どうなって起きたのか、私自身に説明されてもきっとチンプンカンプンだと思います。
なので、修理工場の人は幾らでも言い方次第で誤魔化す事も出来たと思うのですが、そういう事はせずに正直に上記の様に仰ってくれました。
人間は誰でもミスをします。
でもここから分かれるのは、そのミスを正直にミスと認めて、二度と同じミスをしない様に精進しようとする人と、そのミスを隠して、そのミスと向き合わずにまた同じミスを繰り返す人間です。
車の整備ミスは命に関わるので、2度として欲しくありませんが、今回の件で、益々その修理工場の方が信頼できる方だと認識しました。
修理工場の方の姿勢は、私も是非見習いたいですね。