おはようございます 京都の小次郎です

 

今週の小次郎は、京都市内にいることがほとんどありません。

 

早い話が今週の小次郎は、京都市以外でお仕事をしている(出張している)ということなんです。

 

最近の小次郎は宿泊が伴う出張が苦手になったため、今週はつらい一週間なんです…なぜつらいのかという話は日をあらためて書きますね(笑)。

 

 

さて、今回は8月に参詣させていただいた京都府京都市上京区花車町にある「石像寺」(しゃくぞうじ)をご紹介させていただきます。

 

 

 

 

「釘抜地蔵」(くぎぬきじぞう)、「くぎぬきさん」として親しまれている石像寺は、弘法大師・空海によって弘仁十年(819年)に創建された寺院です。

 

遣唐使として唐に渡った弘法大師が日本へ帰国した際に持ち帰った石に地蔵菩薩を彫り、人々の「諸悪・諸苦・諸病を救い助けん」と祈願されたのが、石像寺のご本尊であるお地蔵さまだそうです。

 

諸々の苦しみを抜き取ってくださるお地蔵さまということから、「苦抜(くぬき)地蔵」と呼ばれるようになり、その後「くぬき」がなまり「くぎぬき」となったと云われていますが、異なる説もあるようです。

 

お地蔵さまの名前の由来はともかく、体や心の痛みの治癒に願をかけた人は、苦しみがなくなった際に2本の八寸釘と釘抜を貼り付けた絵馬を奉納するのが習わしとなったそうで、本堂の壁には、約1000枚の絵馬がぎっしりと並んでいます。

 

 

 

 

本堂の前にある巨大なブロンズの釘抜きは、日本画家の「堂本印象」(どうもといんしょう)氏が自らの母の回復祈願に奉納したものだそうです。

 

 

次回の「小次郎の京散歩」も『8月の京の寺院』をご覧いただく予定です。