おはようございます 京都の小次郎です

 

今回の小次郎の京散歩は、京の観光名所の11月の様子をご覧いただく予定です…という予告をしてしまったので、とりあえず観光客の多かった嵐山の「縁結びのご利益」で有名なこの神社をご覧いただこうと思います。

 

 

 

 

ご覧いただいているのは、京都府京都市右京区嵯峨野宮町にある「野宮神社」(のみやじんじゃ)です。

 

野宮というのは、その昔、天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする斎王(いつきのひめみこ:伊勢神宮の天照大神に神の意を受ける依代/よりしろとして奉仕した未婚の内親王か女王)が伊勢へ行かれる前に身を清められた場所のことです。 

 

野宮には「京城外の浄野」が天皇の御即位毎に定められたため、その建物は一時的に造営されていたそうです。

 

この嵯峨の地が野宮として使用されたのは、平安時代のはじめ嵯峨天皇皇女仁子内親王が最初とされています。

 

斎王制度は南北朝の戦乱で廃絶し、その後、この地は神社として存続し、現在に至っています。

 

 

天照大神を祀る本殿の横にある野宮大黒天の神石(亀石)は、祈りを込めて撫でると一年以内にその願い事がかなうといわれています。

 

 

境内裏の竹林はかつて真竹の林でしたが、江戸時代以降に中国よりもたらされた孟宗竹の竹林に変わってしまいました。

ちなみに、竹林はこの時期(秋)が最も美しいそうです。

 

京の観光名所(嵐山の野宮神社)の11月の様子はいかがでしたか。

 

 

次回の「小次郎の京散歩」は、肩の力を抜いて軽めのお話を書かせていただく予定です(笑)。