豪は隣の一成に

 ノートで呼び出した。
 相談があるから夜

 森の神社に来てくれ。
 一成は少し考えて、

 バイトの後で

 会おうと約束した。
 学校が終わると

 豪は駅に向かった。
 駅で一成の妹を待つのだ。

 親は梓が

 危ない情報や

 出会いに

 つながらないように

 スマホを持たせなかった。

 豪も一成のスマホが

 指紋認証だから

 楽勝だと

 思っていたのに

 一成から取り上げた

 寸前に再起動されて

 パスコードを

 求められる設定になって

 結局使えなかった。

 連絡は取れないが、

 待ち合わせも難しい。
 梓が母親になんでも

 しゃべってしまうし、

 遅い時間になると

 母親が許さないだろうから

 予定を言わずに

 連れ出すつもりだ。
 梓の通う私立中学は

 別の駅にあるので

 帰宅時この

 自宅のある駅で

 捕まえようと考えた。
 田舎の駅とはいえ、

 一番住んでいる人が多い。

 一つしかない改札から

 人が溢れる中、
 特別可愛い少女が

 やってきた。
 

 

 

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