お母さんのぐちは、
幸せ自慢で、ナツメロ(死語か?)だよ。
お産が大変だった、
あんたは手のかかる子だった、
おばあちゃんが、こんな意地悪で
お父さんが、こんなひどい人で
あのとき、あーで、こーで、
あれはね。
思い出にひたって、うれしい時間。
たとえばね。
息子が夜泣きが激しかったとき。
ご近所迷惑になるから、
おぶって外を歩く。
深夜、寒いし、コンビニに入ってあったまる。
なつかしい思いで。
当時住んでいた場所の、夜の暗さとか
店員さんの優しさとか
毛布をかぶって、よく歩いたなあ、、、とか
あの頃は若かったなあ
よく歩いたなあ
そういえば
くつ、一ヶ月で底に穴があいたなあ
甘酸っぱい。
あの歌を聞くと、高校の文化祭を思いだす、
みたいな。
夜泣きが大変だったなあという時、
それは、
幸せな、思い出。
きのうの休憩時間に
お嬢さま、お手をどうぞ、で、遊ぶ。