特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

[岡山応援 第1報]岡山県笠岡市災害ボランティアについて(7/20~21)

2018年07月14日 09時16分56秒 | [平成30年(2018年)7月豪雨]岡山県八掛町ボランティア

代表の久田です。

13日(金)に、岡山県矢掛町、笠岡市を視察し、来週予定している災害ボランティアのコーディネイトをしてきました。
そして、以下のように第一陣のボランティア活動の参加者を募集します。

日程とスケジュール
7月20日(金)
23:00 東別院会館前集合、受付
23:30  同発
7月21日(土)
07:30 岡山県笠岡市着
08:00 ボランティア活動開始
             

現在、決定している活動
◆活動地:笠岡市甲弩(こうの)地区
 〇フローリング床下の泥出し2軒
 フローリングの床下にもぐり、腹這いになって泥出しをするいわゆる「モグラ」作業です。
 かなり体力のいる活動です。志望される方は、ヘッドライト、着替えをご持参ください。
 床下から出した泥は床上のチームで外へ出します。こちらの活動はどなたでもできます。
 なお、うち1軒のフローリングは床下への入口がないために、床板の一部を切っての作業になります。
 〇被災家屋・農機具倉庫の片づけ
 大きなお宅で、作業はまだあまりはかどっていません。

◆要請があるかもしれない活動
 〇矢掛町の農地整備
 ※適宜休憩をいれながら、作業

15:00 作業終了
15:30 矢掛町着 入浴・夕食
     入浴:矢掛屋・湯の華温泉
     夕食:矢掛屋・花鳥風月 旧街道の古民家の温泉と夕食で疲れを癒してください。
     ※矢掛は旧山陽道の宿場町で本陣、脇本陣ともに残る全国唯一の宿場町です。わずかな時間ですが、
      ご散策お土産のご購入をどうぞ。はっかが矢掛の名物です。
17:00 矢掛町出発
23:00 名古屋・東別院着(金山駅経由)

最小催行人数:35名
参加費:17,000円 
 ※矢掛屋さんので夕食1,300円(税込)、入浴料700円を含みます。

主催:株式会社 中部キャラバン(愛知県知事登録旅行業2-882号)
協力:特定非営利活動法人 被災者応援愛知ボランティアセンター
お申込み:株式会社 中部キャラバンHP

持ち物:長靴、バス内履物(泥のついた長靴は必ず履き替えてバスに乗ってください。
    丈夫なゴム手袋、マスク、長袖シャツ、長ズボン(危険防止のため活動中は必ず長袖・長ズボンでお願いします)
    着替え、タオル、熱中症対策グッズ、経口補水液(または、スポーツ飲料やミネラルウォーター。多めにご持参ください)
    昼食(活動場所の近くにはコンビニや食堂などはありません)
    活動に必要な道具:愛知ボラセンの道具を積み込みます。

☆ボランティア活動保険について
 お近くの社会福祉協議会にて、ご自身でご加入ください。
 ご加入は任意ですが、万一のため、愛知ボランティアセンターとしては加入を強く推奨します。
 天災Bタイプ(掛け金500円)以上をお勧めします。※対象範囲が広いため、あってはほしくないですが、他の災害へも対応できるため。
※この保険は年度ごとの加入です。今年度未加入の方は改めて加入が必要です。お気をつけください。
※名古屋市16区社会福祉協議会の所在地についてはこちらでご確認ください。
 →http://www.nagoya-shakyo.jp/16ku/16ku_list.html

今週末の活動ですので、短い申込み期間です。
被災者の皆さんに少しでも力になり、笑顔を届けたいと思っています。
参加者募集情報をお拡げください。

どうぞよろしくお願いいたします。

なお、第二陣以降は、現地や参加者の状況を勘案して後日決定します。
実施するとすれば、毎週末の金曜から土曜です。

 

以下、視察報告です。

私は、岡山県井原市に住む中学・高校時代からの友人の案内で、矢掛町、笠岡市を訪問しました。
矢掛、笠岡は倉敷市真備町の西、決壊した小田川の上流に位置します。

あえて真備町を避けたのは、
甚大な被害の地域は、報道が多いため、その地域へボランティアが集中し、
その近隣の被災地へのボランティアは少ないことが多く、しばしば取り残されたような地域がでることを、
私たちは東日本大震災をはじめとした各地の被災地で見てきたためです。

矢掛町では、まず古民家レストランの矢掛屋さんで、お女将の西野さんにお会いしました。
西野さんのご自宅も床上浸水されたとのこと。
いつもは和服での接客ですが、この日はジーンズにTシャツ、まだ後片付け中のお忙しい中でした。
西野さんはその場で、山野通彦矢掛町長に電話をしていただきました。
山野町長は岡山市へご出張中のためお会いできず、電話での短いやりとりでした。
「行政のボランティアセンターではできない活動はありがたい」とのこと。
その後、西野さんとともに、JAへ行き、専務理事、農業委員会会長さん、そして副町長にお会いし、
泥に遣った農地整備は行政のボランティアセンターではできないことなので、
もし必要があれば、ご連絡くださいとお伝えしました。

矢掛町では、小田川近くにある中川小学校ではブロック塀が倒れ、運動場が泥だらけになっていました。

続いて、笠岡市へ向かいました。
笠岡市では、小林嘉文市長のご婦人の小林好恵さんが、ボランティアの先頭に立って活動されていました。
その小林さんに笠岡市甲弩(こうの)地区の被災地でお会いし、いっしょに被災世帯を訪問しました。
その中で、草木染のシルク製品や布ナプキンなどを販売されている㈲アルデバランさんは、HPにあるように床上浸水しました。
代表のNさんとお話をしていると、Nさんは阪神大震災の折に、神戸元気村でしばらく活動されていらっしゃいました。
私の災害ボランティアは阪神大震災からですが、元気村にも数度お世話になっていました。
Nさんとは直接の面識はありませんが、私と中村さんの間に共通の知人が3人もいました。これもご縁かと思います。
Nさん宅ではフローリングになっていますが、床下へ人間が入れるつくりにはなっていないため、床下の泥を取り出すことができていません。自分たちにはもうその気力は残っていないとのこと。1週間後でもよけろしれば、床下にもぐって泥だしをしますがと提案すると、ぜひにとのこと。もぐら泥だしをします。
さらに近隣数軒を小林さんやその仲間の皆さんといっしょに訪問。
上記のように中村さんと、上記にあるようにKさん本家とKさん新家の合計3軒から、1週間後の活動の依頼を受けました。

愛知ボラセンの被災地活動は、
①被災者から直接依頼を受けての活動です。必ず、そしてすぐに活動にはいることができます。
②必要な道具はもっていきます。そのためどこでも活動にはいることができます。
 大分県日田市ではバスを仮止めした農産品販売所が泥につかっていたため、所長さんに提案して、その場ですぐに泥だしを始めました。
③事前に班分けをし、経験のある方にリーダーをお願いしています。そのため、初めての方も安心して作業に入ることができます。
④指示系統が明確なため、効率的な作業ができ、予想以上に作業が捗ります。
⑤現地の方のお話を伺える機会をできるだけ設けます。今回も予定しています。
⑤できるだけ入浴して汗を流せるように配慮しています。今回は古民家での入浴と夕食を活動後のお楽しみにしてください。
⑥参加者は10歳代から70歳代の幅広い世代で、男性、女性、作業はそれぞれの方にみあった活動がありますので、ご安心ください。
⑦中学生・高校生から社長さんまで、いろいろな立場の方々が参加されます。日常の生活では出会えない新しい関係を作れます。
⑧バスは安全運行で高評価の鯱バスです。安心してバスにご乗車ください。

今回は友人の柳本くんが日頃築いてきた人脈によって、矢掛や笠岡の皆さんにお会いすることができました。
いつもどこかで必ず、導いていただける方々に出会えることに感謝しています。

次は、このブログをご覧になり、参加のボタンを押された方と笠岡の被災者さんとの出会いのお手伝いを私がする番です。
どうぞ、みなさんご参加ください。

 

笠岡市内の小田川決壊現場 重機のあるあたりが決壊しました。

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