皆さま、ご無沙汰しております。半年ぶりの更新でございます。

 

本日は、「動機付けからすべてが始まる」という点について触れます。

 

仕事でも勉強でも、何でもそうだと思いますが、特定のテーマに対して、「それが自分にとって必要なんだ」と心から思わない限り、取り組んで得る成果物にはさほど期待できません。

 

直近における私の教育研修では、あるテーマで研修をする前に、必ず、そのテーマにおける問題や課題認識について、KJ法で洗い出して頂くようにしています。

 

正直、このような進め方を取り入れたのは、ここ2年くらい前からです。

 

弊所のみでなく、おそらく、多くの教育機関は、教育研修の費用対効果に対して、経営者が納得できるような根拠を提示できないのではないでしょうか。

 

それほど、現代における教育については、受講者側の価値観(仕事観)の変化やその他諸々の要素によって、その効果を発揮させることが難しくなっています。

 

しかし、時代や価値観が変わっても、普遍的なものはあります。

 

その一つが、「動機付け」です。

 

動機付けは、その人自身が気付かなければ、いくら外から刺激してもその効果は薄いです。

 

そこで、弊所では講師の膳立ては少なくとも必要ですが、導入部分で、皆に「考え、思考して頂く」時間を設けました。

 

結論から申しますと、研修冒頭に動機付けの時間を導入したことにより、参加者の姿勢が変わりました。

 

内面において何が変わったか直接、参加者に聞きました。

 

こたえは、「自分にとって必要な話だと分かった」ということでした。

 

私は素直に反省しました。

 

あくまでも受講生目線ですべて組み立て実行していたつもりが、講師本位であったということです。

 

研修構成としては、講師が話す時間:参加者が考え、一つにまとまる時間=3:7が今のところベストのように考えております。

 

誰のための時間なのか。

 

この問いかけに対する答えを形にしていくことが、今後も使命だと考えております。

 

M&S  石川将平