本日よりクリニックは仕事始めとなります。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、
何気なく「しごとはじめ」とタイプして出てきた”仕事始め”ですが、”仕事初め”ではないんですよね。この場合には。
日本語は難しいです。

辞書で調べてみましたが、
「始め」は物事が新しく行なわれることを表す動詞的な使い方に、「初め」は時間、時期が早いときのことを表す副詞的用法にとあります。
少し分かったような分からないような。

”2015年1月5日、クリニックは仕事始めを迎え、院長は年初の挨拶をした。”
この例は少し分かりやすいかもしれません。


さて、前回記した「歯固め」ですが、
地域によっては「お食い初め」のことを称して用いることがあります。

お食い初め
個人差はあるが、新生児の生後100日頃に乳歯が生え始める。この時期に「一生涯、食べることに困らないように」との願いを込めて食事をする真似をさせる儀式である。この儀式は、平安時代から行われてきたものである。
江戸時代には、生後120日経つと、飯や魚、5個の餅、吸い物、酒などの膳部(ぜんぶ:膳にのせて供する食物・料理)をそろえて幼児に食べさせる真似をした。
*Wikipedia (http://ja.wikipedia.org/wiki/お食い初め)よりより引用


ご存じかも知れませんが、子供には食べるまねをさせるだけです。
親族が集まりお祝いの鯛や赤飯などが用意され、一番の年長者が子供をひざにのせ行われます。
ところによってはお膳に石を添え、丈夫な歯に育つよう願うそうです。

一命
*画像は、映画「一命」(監督: 三池崇史、2012)、DVDアミューズソフトエンタテインメントより引用


「お食い初め
この場合の”はじめ”は、”はじめて経験する”といった副詞的用法になるので「初」になります。

やはり日本語は難しいですね。