人生初 | 〈 追 憶 の 向 こ う 側 〉

〈 追 憶 の 向 こ う 側 〉

筆者のリアル体験物語。「社内恋愛」を題材にした私小説をメインに、創作小説、詩を綴っています。忘れられない恋、片思い、裏切り、絶望、裏の顔―― 全てが入った、小説ブログです。

出来ることならば、こういう経験は一度きりでいいんです。

 

乗っていた電車が、人身事故を起こしました。

 

私が乗っていたのは、急行電車。

本来は通過するはずの駅で、急ブレーキ後に停車したんです。

発生時、私は珍しく早起きで眠く、目を閉じてウトウトしていました。

前から3両目に座っていました。

 

いや、、、もう何て言うんでしょうかね。

私、病院に行くところで(予約が入っていました)、瞬間には間に合わなくてアウトだと思いました。

直後からの雰囲気で、「これは時間がかかるやつ」と察しますし、そういう場合は60~90分程度軟禁されるという雑学的な知識もあったので、早々に車内から病院へ電話を入れました。

 

こんな経験は、そうそう無いことだとは思うのですが、私、その時すごくトイレに行きたくてですね…(汗)

冬ということもあり、相当辛かったです。混乱する中、それどころではない車掌さんにヘルプする寸前でした。

 

そういう体調を置いておくとしても、酷いじゃないですか。

どこの路線とは書きませんが、昨年春まで何十年も利用していた沿線での初体験ですよ。

しかも、引っ越してから初めて乗ったんですよ、今日。

ちょっとアンニュイな気分でもあったのに、巻き添えくらったーーー。

 

自分には関係ないので知りませんでしたが、今日はセンター試験だったんですってね。

受験生の方は、間に合ったのかな。

 

…人身事故って、ああいう感じなんですね。

車体のこととか、車内や駅ホーム、車掌さんの雰囲気とか、警察や消防の人の動きとか。

あまり細かく書くのもどうかと思うので控えますが、こういうのはもう二度と御免です。

救いは、ホームにいなかったことかな。そういう現場を直接見ないで済んだから。

 

それにしたって、写真撮っている人とか何を考えているんだろう。

よくスマホ向けられるな。

本当にいるんですね、ああいう人って。

フォルダに残すことさえ怖いわ…。