秀岳館高校の吹奏楽部には甲子園を楽しんで欲しい | 小腸がなくても平気です!〜しょーへーのブログ〜

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23歳の時に「原発性小腸軸捻転症」という病気にかかり、それ以来小腸がない状態で生活している日々をゆるーく綴っていきます。

2016年夏の高校野球熊本代表・秀岳館高校の吹奏楽部が吹奏楽コンテストの南九州大会出場を辞退し、甲子園の応援を優先したことが物議を醸しています。

熊本・秀岳館の吹奏楽部「野球部と日本一に」 コンテスト断念し甲子園へ(西日本新聞) - Yahoo!ニュース

この件について、高校野球ファンとして、いや、高校野球の応援のファンとして、一言申し上げたい。

一部では学校側が吹奏楽部に圧力をかけてコンテスト出場を辞退させたと報じられています。もし、学校側が吹奏楽部員の意向を無視して甲子園での応援を強制したとすれば、大きな問題です。

もちろん、コンテストは自分たちの実力が評価される唯一の機会。吹奏楽をやっていれば、誰しも実力を評価されたいと思うことでしょう。野球の応援なんかやっている場合ではないと考えるのは当然のことと思います。

しかし、吹奏楽コンテストに出場したところで、演奏を聞かせられるのはせいぜい会場に入る数千人程度。一方、甲子園は観衆だけでも4万人。テレビ・ラジオ・WEBで中継され、世界中にその演奏が届きます。さらに動画がWEBにアップされれば、世界中の人が半永久的に演奏を聞くこともできます。

甲子園の応援では、演奏の評価はされません。ただ、コンテストと比べて何十倍の人たちに演奏が届くのです。高校生の吹奏楽部が、何万人の人に演奏を届けられる機会は、おそらく甲子園以外にないでしょう。そこに対してやりがいを見出すこともできるのではないでしょうか。

吹奏楽の「楽」は「楽しむ」と読みます。野球の応援では、演奏に合わせて、スタンドの観衆が手拍子をしたり声を出したりして、演奏をしている自分たちだけでなく周りの人も「楽しませる」ことができます。これは絶対にコンテストでは味わうことのできない「楽しさ」だと思います。

秀岳館高校は、明日(20日)の準決勝第2試合に登場します。吹奏楽部員には、自分たちが主役だという気持ちを持って欲しい。「応援」の気持ち以上に、「世界中に自分たちの演奏が届かせる」という思いを込めて、九州トップクラスの素晴らしい演奏を聞かせてほしいと思います。

ついでに、秀岳館高校は、ベンチ入り18人のうち地元熊本出身者がゼロというのも話題ですが、僕の地元市内の少年野球チーム出身選手が7人、ベンチ入りしています。肝心の試合の方も頑張って欲しいです。

以上、吹奏楽も野球も経験のない軟式テニス部出身者の意見でした。

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