NPO法人自然育児友の会会報 2016年あき号より

 

「ちっちゃいさん」とはあかちゃんのこと。この呼びかた、いいですね。ちっちゃいさんの生態をユーモラスに描いたアルゼンチンの絵本です。口は「顔にある吸引器のようなもの」、目は「ふたつのまど」、泣くのは「窓を洗うとよい景色が見えるかもしれないから」といった表現がユニーク。シュールな絵が効いています。いままでとはちがう視点であかちゃんを見ることができるので、ほっとひと息つけますよ。ちっちゃいさんによる催眠術、ちっちゃいさんが何を発見したのかが最後に描かれています。これにはじんわりと湧きあがる思いがありました。子育て中の母親はもちろん、おにいちゃん、おねえちゃんになった子、父親と、家族みんなで楽しめます。新たにあかちゃんを迎えるなら、育児書よりもまずはこの絵本を読んでみるのもいいですよ。

 

三色。NPO法人自然育児友の会会報 2016年号あき号掲載の「Book Review」より

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