本2017年7月のBEST本

7月はなんだかあわただしく終わってしまう。振り返る時間もなかったほど。電車に乗っての外出が都合3回あり、本を読めたのはよかったけれど、読みたい/読まねばならない本が重なってしまいアップアップの状態に。自分で自分を追い込んでるんだから世話ないわねぇ…というわけで、新刊小説を読むペースはちと緩めることに。

 

7月のベストは、残念ながら直木賞受賞は逃したものの、堪能したこちらビックリマーク読んですぐブログ記事が書けたというのも、スッキリキラキラ

 

BUTTERBUTTER
直木賞はこの作品でしょう。圧倒されつつ一気読み。現実の事件と容疑者がモデル。週刊誌の記者・里佳(33)が刑務所にいる梶井に面会をとりつけ、インタビューにもっていきたいと画策するうち、翻弄され、里佳とそのまわりの人たちまでを大きく変えていく。バターや料理をする描写が素晴らしい。ちびくろさんぼの話も絡まり、見事なまでの話の展開。男が女に求めること、関係性、家事や料理する能力などの記述についても唸る。週刊誌の記事ができていくエピソードも興味深かった。
読了日:07月06日 著者:柚木 麻子

 

 

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