一年ぶりに小学校へ読み聞かせに行きました。今年度は初めての5年生の担当になります。
読んだ本はこちら。今回初めて知った絵本です。
ウェン王子とトラ
2,052円
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『ウェン王子とトラ』 チェン・ジャンホン 作・絵 平岡敦 訳
2007年6月発行
30㎝弱の正方形、とても大きな絵本。水墨画のようなタッチ、そこへ大地のような色が映えています。
トラの迫力があることといったら… この素晴らしい絵、惚れこんでしまいました。
トラは自分の子が人間の猟師に殺されてしまったことを嘆き悲しみ、人間を憎みます。
そして村を襲い、人や家畜を殺し、それでも怒りは収まらず、激しくなるばかり。
王さまは兵を集め、占い師のラオラオばあさんに占ってもらったところ、トラの怒りを鎮める手立てはひとつ。
ウェン王子をトラに差し出すしかないというのです…。
トラはウェン王子を傷つけたりはしませんでした。親子として暮らしたのです。そして…。
5年生、しんとしてしっかりおはなしを受け止めてくれました。
巻末に著者からのことばがあり、それも紹介しました。
おはなしは著者の創作だけれど、殷王朝時代に作られた青銅器を眺めていて思いついたとのこと。
さらに赤ちゃんの時にトラに育てられた男の子の伝説もあるとか。
地元の小学校の子たちは元気いっぱいという印象なのですが、まだ4月。
新しく来た先生は、これまでこの小学校にいたことのないタイプの先生で、なんとなくお互いとまどいがあり、かみ合っていない印象を受けました。本調子でない、というかんじでしょうか。
きっと5月の連休明けには、普段通りの元気な子たちに会えるかな。
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