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このブログの中で「我ながらこれは良記事だな」と自画自賛している記事を紹介します。 随時更新中。 ◎考え方 【 新卒・キャリア】学歴はひとつの確率論であると思うこと 【新卒・キャリア】人生と同じように面接も確率論ではないこと 【新卒・キャリア】私は自分が思っていたほど優秀ではなかった 【新卒・キャリア】深海を生きる魚のように自ら燃える 【新卒・キャリア】「仕事なんて、食えりゃいいんや」 ◎面接全般 【新卒・キャリア】「抽象化して語る」ことと、「抽象的なことしか言えない」のはものすごく違うこと   【新卒・キャリア】面接では別に即答しなくてもいい ◎面接マナー 【これだけはやめておけ】面接の15分前に来てしまう人たち ◎セミナー 【新卒】面接にもセミナーにも、一人で行け ◎小ネタ 【新卒・キャリア】美人は面接に合格しやすいか 【新卒・中途】面接で、血液型が聞きたくてしょうがない 【新卒・キャリア】「やりたくないこと」でしか自分を語れない  

【新卒・キャリア】人生と同じように面接も確率論ではないこと

やあ、お久しぶりです。 2ヶ月もブログを更新しなかったのは、このブログを始めてから初めてでした。 最近、転職しました。 こんなブログをやっているのだから、自分はさぞやりがいと自信を持って仕事に取り組んでいらっしゃるのでしょうね、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。一人でクヨクヨしたりイライラしたり、あーあ、これからの人生で自分は何をして生きていこうかなあ、と悩んだり、友人に相談してみたり、決意して行動してみたり、希望に燃えてみたり、時には過去を振り返ってみたり、まあそんなことの繰り返しです。 このブログをはじめたのは2008年11月、折しもリーマンショックの年です。 足掛け5年。初期の頃の記事を読み返してみると、肩肘張っていて上から目線で、なんだか恥ずかしいです。すみません気合いが入ってたんです。   他にも書かなくてはいけないことがたくさんあるような気がするし、記事にしたいメモが溜まってはいるのですが、 いかんせん不器用なもので、なかなか時間を上手にやりくりできません。今日のこの記事で、このブログでは筆を置きたいと思います。現在、過去記事の整理などしていますので、整理が終わったら「管理人セレクト、入魂の記事一覧」とか作りたいな、とは思っていますが。 今日の記事は、以前に書いた 【新卒・キャリア】学歴はひとつの確率論であると思うこと  の部分的に続きです。 今まさに、新卒として就職活動している学生さんたちや、ハロワ通いや紹介会社通いをしている求職者の方々は、「書類選考通過率」とか「合格率」なんていう言葉をしょっちゅう耳にしているはずです。そんで、「合格率0.01%だってよ、絶対無理じゃん」とへこんだり、「この求人には応募が殺到していますからねえ。」なんて釘をさされたりしているんじゃないでしょうか。 しかしですね 、 あなたにとってあなたの今の人生が確率論の結果ではないのと同じように、面接の合否も確率論によるものではありません。 まあようするに、なるべくして今そうなっているのと同じように、面接も受かるときには受かるべくして受かるんですよ、ってことです。 もしあなたが今、宝くじにあたるくらいの確率でしか合格する可能性のなさそうな就職活動をしているのだとしたら、それはちょっと時間の無駄ってものです。 宝く

【新卒・キャリア】「抽象化して語る」ことと、「抽象的なことしか言えない」のはものすごく違うこと

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12月になりまして、ついに新卒の就職活動が解禁されましたね。 ところで話は変わりますが、最近この本を読みました。 『 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか 』 です。 技術書等以外のビジネス書はほとんど読まないのですが、これは「スカイクロラ」シリーズを書いている森博嗣氏の著作だということで読んでみました。わりとスイスイ気軽に読めます。   どういうことが書いてあるのかについては実際に読んでみて頂ければわかりますが、 「抽象的に考える」 ことが主題のひとつでした。 世の中(特にビジネスの世界)では、「具体的に具体的に」と具体的に物事を語らせようとするが、学問の世界ではその反対に「抽象的に語れ」と言われる。みんなもっと先入観をなくして抽象的に考えよう、いったようなことが書かれていました。 たしかに、 「具体的に語れ、具体的にだ!!!」 という質問の仕方は、新卒キャリア問わず面接の中でよく使われます。 「なぜ、あなたは以前の職場で成功したのか?」という質問や、新卒さんの面接であれば「あなたが将来やりたいと思っていることを 具体的 に述べてください。」とか「学生時代に頑張った事はなんですか? 具体的 に述べてください。」とか、それこそすべての質問に「具体的に」という枕詞がついていると言っても過言ではありません。 これはなぜかというと、面接(特に新卒の)では 「抽象的なことしか言えない」 人がものすごく多いからです。「私は、サークルで主将役を務め、みんなをひとつにまとめてきました。」と言われても、具体的なエピソードを教えてもらわないと、面接官は納得ができません。 「ものすごくまじめで几帳面な人間です。」と自己紹介されるよりも、「ものすごくまじめで几帳面な人間です。いままでの人生で遅刻をしたことは、たったの1回しかありません。」と言われたほうが、人柄が伝わるのです。 しかし、そうは言っても、 面接官は必ずしも具体性ばかりを求めているわけでもありません。 たくさんの具体的なエピソードを、本人はどのように捉え、理解しているか。結果として何を考えているか。具体的な事象を総括するには、抽象化の能力が必要です。 仕事でもアルバイトでも、新入りの人に何かを教えるシーンを想像するとわかりやすいんじゃな

【新卒】残念すぎて見ているのがツラい面接

コメント欄で教えて頂いたので見てみたら、もう残念すぎてツラかったです。 Peepngi Life「残念!就職面接」 「Peeping Life 」とは、半笑い脱力系の即興芝居とCGアニメーションを融合させた、ムダ使いCGアニメ・ ショートコメディー   だそうです。Facebookの紹介によると。知らなかったです。 もう、冒頭の「はい、ワタクシは、何かを作るという仕事がしたくて、それを考えたときに…」のところまで観ただけで、ツラすぎて一時停止しました。しかし、これは最後まで観なくてはならないッッ…!という奇妙な義務感のもと、頑張って最後まで観ました。ツラい…ツラすぎる…。 もはや言うまでもないですが、彼女は間違いなく不採用です。もしかしたら、筆記試験やグループ面接をパスしてこの面接に臨んだのかもしれませんが、次のステップには進めないでしょう。 何でそんなにツラいかってですね、かつて面接を担当していたときにこういう方々をたくさん見た、という以上に、 私自身、就職活動していた頃はこんな感じだった からです。 今まで知らなかったし、やっていることに興味もない会社に、思ってもいないことを言わなきゃならないとなると、「私はっ!御社にっ!興味を!もっておりますっ!」 ってなりますよね。そりゃあね。 脱線しますが、ドラマを見てて「このアイドル、演技へったくそやなー。大根やん。」って思うことありませんか。 人は、相手が本当に本心からそう思っているのか、嘘をついているのかは、見ればそれなりにわかります。 それは別に、特殊能力なわけでも、面接官だから鍛えられている人間観察眼ということでもなくて、人間誰しも持っている能力なわけです。だから、よっぽど、大女優ばりに演技できていない限りは、思ってもいないことを言うと、「白々しいな。」とか「実際は興味ないんだろうな。」とかってことは、わかっちゃうのです。 じゃあ、どうしろってのさ、興味ないところでも面接受けなくちゃ受からないし、受からないと就職できないんだよ?という疑問はごもっともです。そのとおりです。 自分が本当に興味がある企業だけ受けて、合格できればいいでしょうが、なかなか世の中そんなに甘くはありません。もしくは、そもそも興味がある企業や業種っていうのが、別にないというこ

【心の問題】うつ病って「治る」んですか

現役の人事担当者だった頃から、ずっと疑問だったことについて、最近なんとなく結論がでました。 うつ病が「自然に」治癒することはない。 過去の記事で、「うつ病から復帰する社員の方がいた場合に復職先を探すのに四苦八苦した」といったことを書いたことがありますが、復職してその後、うまくその職場で定着して働けるようになった人もいれば、やっぱりダメで辞めてしまった人もいれば、そもそも復職できずに休職の後、そのまま退職してしまった人もいます。 少し前に、その中の一人とお会いする機会がありました。勤務先が地方支社だったこともあり、復職時に部署を変えることができず、休職後そのまま辞めて行った方でしたが、その後、別の会社に就職されたとのこと。 すっかりお元気でした。 うつ病から復帰するには、 自分を変えるか環境を変えるか しかありません。 これは断言できます。 同じ環境で、同じ人が同じことを同じ考え方で同じようにやっていたら、そりゃあ、やっぱりまたうつ状態に陥るんですよ。うつ病という病理をひとつのシステムだと捉えれば、発動時と同じ条件がそろっていれば、そりゃあまあ、再発するってわけなんですよ。 なので、そうならないように、部署を変えることによって環境を変えたり、 本人は通院して服薬することでちょっとずつコダワリをなくしたり、自分と環境の両方を少しずつ変化させるわけです。 私個人としては、人間は誰しも変われるものだ、と思いもあれば、人間そんなに簡単には変わらない、というのもまたその通りだと思っています。でも、環境の側も不変というわけではなくて、その人がいることによって影響を受けるわけなので、自分で自分の居心地のいい環境を作れるようになるのが一番いいわけです。巣作り能力みたいな。 「休職してそのまま会社を辞めたときには、もう毎日死にたいし人生終わったと思ったけど、まあ捨てる神あれば拾う神ありってやつやね。」と笑うその方の顔を見ながら、そんなことを考えたのでした。 【関連記事】 【心の問題】メンタルが弱いって、別に悪いことじゃないと思うこと 【心の問題】うつ病からの復帰が結構難しいこと  

【新卒】OB訪問はやったほうがいいんでしょうか

新卒で就職して、翌年くらいのことだったでしょうか。 知らない番号から携帯に電話がかかってきて、「あのう、元人事さんでしょうか。私、○○大学の4回生で、元人事さんが入社された会社に自分も行きたいと思っていて、それであの、お仕事の話とか色々教えて頂けませんか。」という事を言われました。 これが世に言う、OB訪問か!! と驚いたのでした。 (そのときは、気軽に会って話せる距離ではなかったので電話だけでしたけど。) 大学で、「そういう電話をOKする」と携帯番号を公開したつもりもなかったのですが、なんかそういう制度があるんでしょうね。突然のことだったので結構ビックリしました。 タイトルの質問への回答としては、これです。 はい、OB訪問はやったほうがいいです。 ものすごく人見知りだろうが何だろうが、やったほうがいいです。 でも、OB訪問をやったからって別にその会社への就職活動が有利になるわけではありません。OB訪問の目的はそこではありません。なんというか、そもそも普通の学生の方の場合には、 一般的な企業の人がどんな仕事をしているかわからない のではないかと思うんです。少なくとも私はそうでした。 「毎日、何をやっているの?」と疑問に思っていました。 残念ながら、私は極度の人見知りで知らない人と1対1で話すなんて拷問だと思っていましたので、OB訪問をすることなく就職活動に突入したのですが 、それもあって、最初はミーハーな企業ばかり受けていました。マスコミとか。なんか華やかそうな業界とか。 今になって思えば、自分のやりたかったことはマスコミ業界とはちょっと違うなと分かるのですが、そもそも自分が何をやりたいのかもわからないし、企業で具体的に何をやっているのかもわからないし、なので、みんなが受けてそうな人気企業や、名前を知っている企業を手当り次第に受けて回った訳です。 面接の練習にはなりましたけど、時間の無駄でしたよ。  少なくとも、こういう会社ではどういう仕事をしているのか、ということを知るための手段としてOB訪問をやらなかったのはアホだったなと思います。 別に、わざわざかしこまって「OB訪問」という形式をとらなくてもいいと思うんです。サークルで仲のいい先輩がいれば、その人に色々と教えてもらえばいいし、違う職種の話を聞きた

【新卒・キャリア】意図のわからない質問の場合、どうするか

もう毎日毎日暑くってまいっちゃいますね。溶けそうです。 今日の記事は、前回の 【新卒・キャリア】面接で繰り出される「意味不明な質問」にはどんな意味があるのか(またはないのか) の続きです。 まずですね、大前提としてご理解頂いておきたいのは、 相手に意図が伝わらない質問をするのは、失礼である 、  ということです。 面接で、というよりも、人と人とのコミュニケーションにおいて、という意味ですけど。でも面接だって、大事なコミュニケーションですしね。 考えてもみてください、真面目におつきあいしている相手に対して、突然「君の祖父母の出身地教えてもらえる?」なんて言いますか。言いませんよね。(ちょっと例えがあんまりうまくないんですけど。) 「ふざけないでよ、バカにしてんの?」とまではいかなくても、「何?何なの??なんでそんなこと言わなきゃいけないの???」と警戒されます。何だったら、彼女は怒って帰ってしまうでしょう。でも、「いや、ちょっと趣味で富山県の民謡にハマってるから、富山出身の人探してるんだ。」という前置きがあれば、特に抵抗なく教えてくれる可能性はぐっとあがります。 まあしかし、面接という場では面接官側の方が強者の立場に立っているので(それもどうかとは思いますが)、多少、コミュニケーションのひずみを気にせずに無茶ぶりの質問がやってくる可能性は大いにあるのです。 そんなときは、こう聞くのが一番です。 えーと、その質問はどういう意図でしょうか? もちろん、相手(面接官)の態度次第ではあります。 茶目っ気たっぷりな感じで、「アラスカの人に氷を売るにはどうしたらいいと思いますか?」とニコニコ質問してくる相手に対して意図を確認してしまうのは、無粋と言えるでしょう。そういう場合は、ニコニコしながら頑張って答えればいいと思います。 真顔で、無表情で、今までと同じトーンでアラスカの氷について訪ねられたら、この質問を返してもいいはずです。「あなたがこの会社を辞めて、アラスカで氷を売りたいとお考えなら、その市場には進出しないことをおススメしますが、その質問はどういった意図でしょうか?」くらいに、ちょっとオブラートには包んだほうがいいとは思います。決して、「どういう意味ですか!?」とキレてはいけません。 質問の