PANDA対局 白番 四子局 逆コミ(5.5)-踏み込み不足

PANDA対局 白番 四子局(逆コミ)の一局です。

白が大模様、黒が各所に地を持つ展開になりましたが、
中盤で取られた白石数目分、黒がリードを保ち逃げ切られた一局です。

対局棋譜動画

対局感想-序盤

白番四子局(逆コミ)-panda007-1
序盤、上辺で軽く競った以外は、穏やかな立ち上がり。
黒2・4は最近流行ってるのかな?
置碁で結構この手を打たれている気がします。

白27と黒28は見合いなところ。
白で28と引くと黒に27と打たれて、さすがに戦えなそうです。

中盤編

白番四子局(逆コミ)-panda007-2
黒34は流石に小さく、白35のツケから右辺から中央の模様化を目指してみる。
黒38や黒40では白39の所を切る変化があり、どのように打ってくるか楽しみでした。
切ってきたらうまくいけば隅をフリカワリ、
黒石を浮かせて攻める展開に持っていければ良いと思っていました。

右辺によい壁ができたので白47から中央の薄い黒に一仕事。
黒56は甘く、白の3子を当てるべき(白55と65の間)。
白59から分断していきましたが、こちらは白がうちすぎでした。
白59では白73の辺りに連打して、黒は上辺と単に繋がらせる打ち方のほうがよかった。

実戦は白73と右辺を閉じたところで、黒74のキリ。
この持ち込みが敗因の1つになっているので、
白73では74と打ち、黒に左辺を受けさせて頑張るべきでした。
黒が左辺を受ければその後に白73のところに打てばよい。

黒76と3子を取りきられたところからヨセに入ります。

ヨセ-前半

白番四子局(逆コミ)-panda007-3
白1(実戦譜白77)からヨセです。
手順中、白9はともかく、白11は小さく白20に回るべきでした。
白17のヒキはともかく、白19ではやはり20の地点に回りたい。
黒32は33に打った方がよい。先手ヨセで2目違います。

黒34の切り取りは少し早い。白37と一子を取り込んでるほうが大きいです。
黒38以下のヨセは手順がよく、黒のペースでヨセが進みます。

ヨセ-後半

白番四子局(逆コミ)-panda007-4
ヨセ後半、黒52以下白103のツギまで。
黒54では黒100にノビたほう厚い。
黒56は、いいかんじのツケです。
白57は要らない抵抗。黙った白60と打つほうが良かった。
白63は、明らかに小さいので失着でした。
白63では白68とツケたほうがもう少しがんばれた。

白103のツギの時点で盤面で黒が5目ぐらいは厚く残っていました。
最後まで打って結果は黒の12目半勝ち。

12目半は結構ついているので、逆コミまで考えるなら
白20を先にうち黒85白86黒56白62としてもおそらく足りず。
中盤で切り取られた3目をツイで頑張ってみたほうが良かったと思います。

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