公園の神様(前編) | トミーは虫の息

トミーは虫の息

40代半ば仕事で身体を壊し、50歳で会社を辞てから早十年!
悲しいことに未だに身体が動かない。5分も歩けばへたり込む。
この世知辛い世の中で再就職もままならず、ただひたすら引篭り
ニートを決め込む毎日。



今日も今日とて、又、ネタが無い、、、
仕方ないから思い付きの創作でも載せ
似非三文小説家の真似事でもするか。



「ええっ、何これ、どうして?」


深夜の割に全然給料の低いバイトを
何とか終えて、僕はクタクタだった。
心身共に・・・いや、どちらかといえば
精神的疲弊感の方が大きい気もする。

コンビニに寄りパンと百円珈琲を買い
深夜の公園の薄汚れたベンチで一服
しながら溜息をつくのが、僕の最近の
一つのルーティーンの様になっていた。

ベンチ


暫くしてアパートの部屋へと帰宅した。
ドアを閉めて、部屋の明かりを点ける。

「ええっ、何これ、どうして?」

まるで無造作に投げ散らかした様に
コンビニ袋だとか吸殻だとか紙コップ
だとか、そういったごみクズ達が滅茶
苦茶に部屋の彼方此方に散乱してた。

・・・・・・

留守中に、空き巣でも入ったのかな?
そもそも、僕の部屋に金目の物など
ひとつも無いし、多分違うだろうなぁ。

それとも、悪友が悪ふざけでもして
いったのだろうか、なんて考えたが
僕以外に鍵を持ってる者もいない
から、まずそれもあり得ないだろう。

夕べ、べろんべろんに酔っぱらって
帰ってきたので自分でやったのか?
現実的に考えて多分そのくらいしか
あり得ぬだろうと、半ば無理矢理に
自分自身の頭を納得させようとした。


取り敢えず散らばったゴミを片付け
早々と寝床に入って明かりを消して
眠りに就こうと努力してみるのだが
どうも釈然とせず、何か薄気味悪い。

あれこれ考えている内に、何時の間
にか、疲れによる睡魔に負けていた。


次の夜帰宅してみると、又部屋中に
ごみクズ達が散乱していた・・・
(続く)










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