思ったよりライトで観やすかったです。
今回平日昼に行きましたが、60分待ちでした!
(この行列が既に怖かったです(笑))
中も混雑はしていましたが、でもそこまで疲れませんでした。
キャプションが凝っていたりして、並んでも飽きさせないよう展示方法が工夫されています。
初めは神話の世界などのファンタジックな世界の展示ですが、進むに連れて現実世界が舞台になるので、どんどん重くなっていきました😅
でも、覚悟していたほどはそこまでヘビーではなかったので、見終わった後の疲れはそこまでなかったです。
とはいえ、いくつか直視できない絵もありました。
私は基本ルドンの黒の絵は苦手ですが、他にも8人の猿に扮した人間を焼き殺す絵だったり、シュールリアリズム的な処刑の絵や、母娘の自殺の絵、切り裂きジャックの部屋の絵などは、さすがに目を背けました💦
でもセイレーンの絵や、ウォーターハウスの魔女キルケーの絵、ビアズリーの『サロメ』などは美しかったです。
(参照:怖い絵展 オデュッセウスとセイレーン)
そして、『レディジェーン・グレイの処刑』は、本当に素晴らしくて、この絵を見るだけでも今回来た価値があります。
想像以上でした!
(参照:怖い絵展 レディ ジェーン・グレイの処刑)
ジェーンの儚さ、美しさは、「怖い」より「悲しい」です。
この絵の登場人物全員が、ジェーンに愛を持って接しているので(処刑人すら権力争いに不本意な形で巻き込まれたジェーンを憐れんでいます)、
私はこの絵は「愛にあふれた絵だな」と思いました。
思わず長時間、この絵と対峙しました。
満足度はかなり高い絵画展でした。
今回初めて音声ガイドも聞かせてもらいましたが、吉田羊さん良かったです😊
おすすめです✨