高橋真梨子コンサート2016「infini」ライブ感想とセットリスト(松戸森のホール21) | 東京路地裏ノート

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~~~歌姫水田竜子/中年探偵団/高橋真梨子/KARA/路地裏探索/昭和酒場~~~

今年、スクールメイツ時代からスタートして、芸能生活50周年という、メモリアルイヤーを迎える高橋真梨子さん。

6/5から川口リリアを皮切りに始まった、全国ソロコンサートツアーも、今年で40回目の大台突破となりました・・・努力なしで、容易にできることじゃない、大偉業です。

バラードの女王も、67歳となり、ますます意気軒昂!いまや歌唱も円熟の域に達しています。

なにより、とても60代とは思えないし、お色気十分、美熟女ぶりも磨きがかかって、毎年コンサートに行く、私の、数少ない御贔屓歌手でもあります。

ただひとつ、難を言わせて頂けば、プロデューサー兼バンドリーダーの御主人、ヘンリー広瀬さんとの仲が、いまだにアツアツなこと!

ニューアルバムのプロモーションにも、ご夫婦で出演して、仲の良さをアピールされてますね。

 

 

 

 

 

 

今年秋の9/16には、日本人アーチストとしては全人未踏の、3度目のニューヨーク・カーネギーホールでの記念公演も決定しています。

 

 

 

 

 

 

 

6/1にリリースされた最新アルバムは「ClaChic 2 ヒトハダ℃」で、去年発売された「ClaChic」の続編となる、盛りだくさんのカバーアルバムです。

今回のコンサートツアーでも、5曲が披露されていて、オリジナル曲を知っている私たちの世代には、とても楽しめるアレンジと仕上がりでした。

 

タイトルの、ヒトハダ℃は、ヒトハダ温度、と読むとのこと。

今回のアルバムのコンセプトは、昭和の名曲の魅力を、高橋真梨子の歌声と、体温で、人肌に温め直した、思い入れの深い15曲・・・というものらしいです。

 

カバー曲のひとつ、「瞳はダイアモンド」は83年の、松田聖子さんのヒット曲ですが、当時真梨子さんは、ある人と失恋して、傷心のさなかに、この曲を聴き、心を打たれて、思わず泣いてしまったと、打ち明けられています。

その時に、相談に乗ったのが、現在の御主人、ヘンリーさんだったらしいですが・・・

また、演歌の名曲、森進一さんの「襟裳岬」も収録されてますが、真梨子さんによると、「森クンは、私と同期なの~」と語っていました。

森進一さんも、演歌歌手として独り立ちする前は、真梨子さんと同じ、スクールメイツの一員で、舞台で踊っていたそうで、ちょっぴり驚きです。

他にも、カバー曲には、それぞれ、真梨子さんの思い入れ、があると言います。

 

 

 

 

 

今回私が参戦したのは、千葉県の、松戸森のホール21です。

新八柱駅から歩くと20分以上かかるらしいので、バスで行きました。

真梨子さんのコンサートツアーは、川口リリアで始まり、有楽町の東京国際フォーラムでラストになる日程が多いので、リリアやフォーラムには、よく行くのですが、ここ松戸森のホール21は初めて。

ほんとに森の中にあって、会場の周囲には、お店1軒見当たりません。

なので、ゴハンは駅の近くで食べてこないと、困ることになります。

 

 

 

会場に到着すると、真梨子さんの、素敵なスチール写真がお出迎え。

 

 

 

 

ホールは1Fから3Fまであり、キャパは最大1955席。

 

 

 

 

今回は、席の女神が微笑んでくれて、なんと前から3列目の中央、という大幸運!

 

 

 

 

目の前で真梨子さんが拝めるなんて・・・

たまには、こういうことも、あるんですね~~

 

 

入口で渡されたチラシ類には、9月のニューヨーク・カーネギーホール公演のも入っていて、凄く行きたいけど、お金とヒマなしの自分には、高嶺の花です・・・

 

 

そして、ほぼ定刻にライブスタート!

 

あ、これからライブに行かれる方は、ここでwebページを閉じてください。

曲目がネタバレでは、楽しみも半減しちゃいますから・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高橋真梨子コンサート infini セットリスト

 

1 もうちょっと見つめて

2 遥かな人へ

3 五番街のマリーへ

4 死ぬまで一緒に

5 Mr.サマータイム

6 襟裳岬

7 流れる・・・

8 はがゆい唇

9 ごめんね・・・

10 Old Time Jazz

11 EVERYTIME I FEEL YOUR HEART

 

HENRY BAND PLAY  O.Y.A.G

 

12 君に会いたい

13 メロンの気持ち

14 時の過ぎゆくままに

15 Heart Breker-波紋の渦-

16 フレンズ

17 グランパ

18 for you・・・

 

アンコール1 桃色吐息

アンコール2 アナタの横顔

アンコール3 海色の風-君住む場所へ-

 

 

 

ライブが始まる直前、降りている緞帳に、ふたつの彫刻の顔のようなものが写され、なにやら会話が始まる。

バーテンダーと、お客のシチュエーション。

ジントニックを飲みながら、なにげない会話が続いて、

「過去を知って、未来を託せる歌手は、いるんだろうか・・・」

「そう、あの人だよねえ」

 

そこで、軽快なイントロとともに幕が開き、ヘンリーバンドの面々と、真梨子さんが現れる。

真梨子さんは花柄を散らした白のドレス。

 

オープニング曲は「もうちょっと見つめて」

97年のアルバム「tip top」からの、とっても珍しい選曲。

実は私の大好きな曲で、iPhoneのプレイリストに入れて、毎日の通勤に聴いている。

作詞は真梨子さんで、別れの予感を感じながらもデートに出向く、いじらしくて、揺れる女心を見事に描いた名曲だと思う。

 

 

 

 

「もうちょっと見つめて」

作詞高橋真梨子 作曲宮手健雄 編曲十川知司

 

最後のデートの予感がした 

それでも 逢うのが楽しみだった

食事もできず お酒も飲めず 笑顔をふりまいた Woo

 

"ごめん"と小さく聞こえたとき

思わず頬張る 山盛りサラダ

あおるワインの ほろにがい味 むせちゃいけないね

 

ステキな貴方だから 誰もがほって置かないけれど

密かに 想ってるよ

 

大好き 貴方のやさしいさよなら

嫌いなところも やさしいさよなら

 

もいちど逢ってと云わないから

もうちょっと もうちょっと 見つめていてね

ありがとう いつも 微笑んでくれて それだけでいいよ

 

涙がこぼれたって 心はとてもいい感じなの

しばらく恋はしない

 

大好き 貴方のやさしい眼差し

嫌いなところもやさしい眼差し

 

大好き 貴方のやさしいさよなら

嫌いなところも やさしいさよなら

I love you so.

Woo Woo

 

 

もう、このオープニング曲を聴けただけで、私は今日のライブは大満足!

真梨子さんのコアなファンでなければ、知らない人も多かったかも・・・

でも、じっくり聴くと、ほんとにいい曲なんで、アルバムを探して、ぜひ聴いてください!

 

3曲目の「五番街のマリーへ」は久しぶりに、フルコーラスで聴けた。

ライブではショートver.が多いので、嬉しかったな~~

 

今回のツアーで、メインに据えた新カバーアルバム「ClaChic 2 - ヒトハダ℃ -」からの選曲は5曲。

「Mr.サマータイム」は78年リリースの、サーカスの名曲をカバーしたもの。

 

 

 

 

「Mr.サマータイム」のレコーディング映像が公開されてるので、貼りつけておきます。

 

前半、後半の間には、恒例のヘンリーバンドの新曲が披露されました。

いつもながら、リラックスさせてくれる楽しいトークで、観客の皆さんの笑いを集めてました。

特に、バンドメンバーに、3人も五十肩症状が出ちゃってるのには吃驚。

笑いごとじゃありませんが、楽器の演奏がメインなので、長いツアー、くれぐれもお大事に!

 

 

後半、真梨子さんは真っ赤なドレスで登場。

どこでだったか思い出せませんが、曲の間奏かなにかで、突然、ヘンリーさんと真梨子さんが、ペアでダンスをされ、ちょっと危なっかしい回転に、声援やら笑い声が・・・お互いを気遣う様子に、会場は和やかな雰囲気に包まれましたね。

 

後半では、宮原さんのピアノをメインにした「フレンズ」が凄く心に染みました。

「グランパ」では、恒例の、会場みんなのスタンディング、そして、じっくりと聴きたい曲No.1の「for you…」が、何度聴いても、魂を揺さぶられますね。

 

アンコールで、再び着替えて登場した真梨子さんは、肩をあらわにした、コバルトブルー?の、素敵な衣裳。

ちょっと痩せられた感じでしたが、154cmの小柄で華奢な身体に、10cm以上のハイヒールを履き、相変わらずの素晴らしいメゾソプラノの歌声で、ツアーを率いてゆく真梨子さん。

 

アンコール・ラストの「海色の風-君住む場所へ-」が、これからの真梨子さんの歌への取り組み方を、静かに表現している・・・と感じました。

 

 

 

 

 

ライブに私と一緒に来てくれたT子さんが、ロビーのCD即売所で、ヘンリーバンドの面々と、ひとりずつ握手できて大感激の一日でした。

ありがとうございました!

 

 

「高橋真梨子2016コンサートツアー infini 」の無事成功をお祈りいたします。