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非常勤講師先の大学院で第1回授業があった。
はたして受講生がいるのか不安であったが、ともかく1名だけは出てくれるようだ。 ただしアジアからの留学生である。 以前にも同じ経験があるくせに、そういう事態を全然想定せずに出かけていったのは甘かった。 一番困るのは、言葉がどの程度通じるかという点だ。 そんなわけで、今日はかなりしどろもどろの授業になってしまった。 次回からは構成を完全に練り直して準備していく必要がある。 その授業の真っ最中に、いま話題の女性O氏の記者会見が開かれていた。 だから当然、僕は見ても聞いてもいないが、ニュースやネットなどの情報から判断するかぎり「やはり〜」というような内容だったようだ。 「全聾の作曲家」S氏の事件については、映画の題材にしたら面白い人間ドラマができそうだという好奇心があったが、 O氏の事件に関しては、僕ははじめはSTAP細胞があるのかどうかという事実だけにしか関心がなかった。 (それにしても、どうしてどちらも珍しい苗字なのだろう。) だが、文系ほど論文の文章にエネルギーを費やさないにしても博士論文の5分の1がコピペによる剽窃だったうえに(さらに言えば、同じ研究室出身者の他の博士論文も同じような状況だというネット情報は、あまりにも衝撃的だった)、 論文中の画像の細工に対して「やってはいけないという認識がなかった」と発言したという情報を知った時点で、 O氏本人の思考回路そのものに(悪い意味で)興味が湧いてきた。 さらに4人もの代理人弁護士がついたという話も馴染めなかった。(今朝のワイドショーで、その主任弁護士はかつて船場吉兆の不祥事に関する記者会見で代理人を務めた人物だという紹介があった。なるほど。) そして今日の会見である。 文系の僕から見ても、どう考えても研究者としてのピントがずれすぎている。 事件の本質が船場吉兆のコンプライアンス問題と同じところにあるのならばともかく、 科学的な問題に関しては、2年前にiPS細胞に関する手術に成功したと自称したM氏と同レベルの自称の話しかしていない。 自覚的な捏造や改竄をしたのであるならば、謝罪して心を入れ替えれば「救い」があり得るが、 自覚なしに「捏造」や「改竄」をしたのならば、無自覚であるがゆえに今後も繰り返す可能性が高いように思われる。 こんなことを言っては誹謗中傷になるのかもしれないが、きちんとした手続きを踏まない論文でなければ論文としての価値がないという道理そのものが理解できていない人物であるように思われる。 だとすれば、(発明家としてならば別だろうが)そもそも研究者としての資質に欠けていると判断せざるを得ない。 それでも研究職を続けたいと思うのならば、大学院にもう一度入り直したほうがいいと思われてならない。(もちろん出身研究室とは別の、指導のしっかりした所でなければ意味がないが。) よろしければクリックください。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.04.10 01:44:34
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