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先日のハローウィンの日に兄と話をしていたら、兄が子供の頃は、ハローウィンならぬ「こーぼーさま」の日にお菓子をもらえるのが楽しみだったとのこと。
はて? 僕が弘法大師を知ったのは仏教に興味を持ち始めて以降のことだから、早くても高校時代のことで、 だとすれば、僕は子供の頃に「こーぼーさま」なるものを知らなかったことになる。 しかも実家は兄が子供の頃から引越しをしたことがなかった筈だから、僕と兄は同じ町で育っているはずだ。 なにゆえに僕には「こーぼーさま」の記憶がないのだ? 兄と僕の年齢差がそのまま近所の風習の変化の時間差なのか。 僕が極端なインドア派だったから、「こーぼーさま」の日に近所を歩くという習慣がなかったのか。 それとも僕は幼い頃から菓子嫌いで、そういうものをもらいたいと思わなかったのか。 ・・・・・・。 まあ、どうでもいい。 ともかく今日21日は弘法大師の縁日であった。 しかも季候も良く、絶好の自転車日和だった。 2か月前に無事に西国三十三ヶ寺参りも満願となってからは、ほとんど寺参りに行くことがなくなり、少し退屈していたところだ。 太極拳教室の帰りに大きく寄り道をして、縁日の開かれている寺に向かった。 (自宅から出かけても同じことではあるが)太極拳教室から私鉄沿いに東に向かい、途中からJR沿いに南に下り、また道を折れて、今度は大リーガーの出身高校の前の自転車レーンを走り、さらに緩い坂を上って下ると、目的の寺に着く。 地下鉄駅から参道をとおって本堂に向かうのが一般に縁日のメインコースであるが、露店の人混みを避けたい僕は、(墓参の人以外あまり訪れない区域にある)仏塔に詣でてから幹線を渡って本堂に向かう。 30年ほど前までは毎月21日に仏塔まわりの柵が解錠されて、仏塔の至近距離まで近づけたが、 いつの頃からか、21日だからと言って特別解錠はされなくなった。 だから今日も塔そのものの姿はほとんど拝めない位置から、仏舎利を参拝した。 ついで本堂に行って、祀られているタイ国様式の釈迦牟尼像に拝礼する。 と言っても、(チベットのみならず)日本以外のほとんどの仏教文化圏では五体投地が標準であるから、合掌低頭だけでは「拝礼」と言えないのかもしれないが。 さて、露店を含む参道の食べ物屋は老若男女でけっこう賑わっている(若は比較的少なかったが、それでも平日よりははるかに多かった)。 また四国八十八箇所ミニチュア版のお堂のいくつかでは管理者が菓子の接待をしているようだった。 太極拳と自転車でかなり空腹になっていたので食べ物屋にも惹かれ、また大師信仰の徒となりつつある身なれば八十八箇所ミニチュア版お堂にも興味はあったが、 結局、本堂を訪れたあとは、駐輪場所に戻って、まっすぐ帰宅することにした。 「三つ子の魂百まで」であるならば、僕の幼い頃にも「こーぼーさま」は行われていたが、僕が積極的に関与しなかっただけの可能性が高いような気になった。 よろしければクリックください。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.11.21 23:01:57
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