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マンガチック その後

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2015.11.30
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カテゴリ:カテゴリ未分類
先月12日、「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌を歌った熊倉一雄が亡くなったのに続き、
今日、原作者の水木しげるが亡くなった。
前者が満88歳、後者が満93歳であったから、客観的には順当な(?)年齢ではあったが、僕自身の少年時代に印象の強かった人物たちであるだけに、寂しさもひとしおだ。

高校時代に仲の良かった1学年下のA君は水木しげるのファンだった。
当時僕はさほど水木しげるの漫画は好きでなかったが、A君の熱心な布教精神(?)のおかげで、『ゲゲゲの鬼太郎』の単行本全巻(当時)と『河童の三平』全巻を一度に貸してもらって、読むのが大変だった。
その甲斐あって、それ以降、水木しげる漫画に対して強い拒否感はなくなった。
すでにその当時は「ゲゲゲの鬼太郎」がアニメ化されていて、登場人物たちも或るていど愛敬があるようになっていたからだ。

だが、まだアニメ化される前の小学校低学年の時に読んだ「墓場の鬼太郎」は、あまりにもインパクトが強くて、怖かった。
今では「目玉おやじ」はマスコット扱いであるが、その登場シーンは子供を震えさせるのに十分なおどろおどろしさだった。
鬼太郎の父親は元々五体満足(?)であったが、鬼太郎が生まれる直前に妻と共に病死してしまった。
その後に鬼太郎が生まれると、腐った父親の死体から目玉がこぼれ落ち、その目玉に手足が生えて、目玉おやじになった。
と、これが文字だけではなく、あの独特のタッチの絵で表されていたのだから、子供が怖がったのは当然だ。
先日、井上理津子氏のルポルタージュ『葬送の仕事師たち』を読んでいて思い出したのも、その「墓場の鬼太郎」のシーンだった。
いま思えば、人間の死体の腐っていく光景は水木自身が戦地で実際に見た記憶をもとにしていたのだろう。

今日の訃報はどのメディアもかなり大きな扱いをしていたが、それにふさわしい人物が鬼籍に入ったのだと思うと、直接の面識のない僕でも少し寂しく感じている。



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Last updated  2015.11.30 22:26:21


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