日々改善

たった一日で全世界の株式市場から200兆円を超える損失が発生したと囃し立てています。
本当にそうなのでしょうか？

例えば私がトヨタ自動車の株式を5年前に100株買っていたとします。
その時必要な資金は当時の株価3,000円×100株=30万円となります。

この株式をその後の最高値で売ったと仮定すると
8,700円×100株＝87万円となります。

この時の利益は87万円-30万円＝57万円の儲けとなります。

しかし、この最高値の時に欲を掻いて売らずに
先週末のイギリスのＥＵ離脱を迎えたとします。
この日の終値で売ったとすると5,240円×100株＝524,000円となり
524,000円-30万円＝224,000円の儲けとなります。

株暴落だ暴落だと騒いでいますが
実は、実際の売買での損失ではなく
仮りに「○○したとしたら」という仮定の話しなのです。

トヨタの株を5年前に買ったという事実のみ見れば
30万円で買ったトヨタ株100株を今も持ち続けているという事実だけなのです。
（残念ながら私はトヨタ株を持っていないのであくまでも仮定の話です。）

本当に損をしている訳でもない
本当に得をしている訳でもない
こんなことに一喜一憂するのは早計過ぎます。

本当の投資家はこのような時機にこそ儲けるのです。
時には損を確定させ
機を見て利益を確定させる
仮定の話に惑わされ過ぎないようにしたいですね。