マネージャーの懸命の修理により、決勝は無事グリッドに着くことが許された。
やはりポールポジションは宮崎選手。
去年負傷で一戦欠場していなければ、彼がチャンピオンだったかもしれない。安定した美しい走りは、一緒に走っていても惚れ惚れする。彼のように走りたい、コピーしてやろうと、ついて回る。結果予選では転んでしまったが、決勝は着いて行っちゃうぞ!
二番手のポジションは八尋温志選手。
熱いドッグファイトな走りは鳥肌モノ!今日はかなり緊張してか、しきりにこちらを見てくる。ヘルメットを取ると可愛いハンサムボーイだ。
ライダー紹介も終わり、ウォームアップランを回り、レッドシグナル…ブラックアウト!
まずまず二番手で1コーナーに向かうもシフトミス、また保坂綾乃選手に直前で抜かれる!
2コーナーまでに元のポジションに戻り、そこに間も無く、覚醒した田中風如選手が割り込んできた。
これはやばい!
田中選手は、去年茂原のレースで走ってるのを見て「カミソリの様な走り」にビビった!
いよいよ150ともてぎに馴染み、発揮する日が来た!彼と走るのは初めて。
いよいよ彼らとの、抜き抜かれつつのバトルが始まった。
勝手の知らない未知のライダーとのバトルは怖い。
八尋選手はラインがまだ安定せず、かなり苦戦しつつも、根性で回ってる。
宮崎選手が前に見えなくなった。私的には賢く後ろから見る形を取ったのかなと思った。強い接触はあまり無いものの、ライン取りのまちまちなバトルは危険きわまりなかった。
時折、トップグループに追いついた綾乃も私達の前にやってくる。
しかし、私も含めてどのライダーも、ちぎって引き離す形は一向に取れず、
トップに立てたかと思えば、四番手になったりと、前年の最終戦のように組んず解れつなバトルにしかならない。
自分なりの最終ラップの組み立ても済み、これでダメならもう出たとこ勝負!
でも、楽しいから問題ない!速いライダーと一緒に走られることの嬉しさしかない。
楽しい!楽しすぎて…
裏のストレート6速に入れた途端、シフトアップするも、マシンがボコつく!
あれ!?
ギアを落としても走らない。
壊れた?
回転数が落ちていく。
あれ!??
後続車に必死に合図をして、運悪くイン側にいたので、そのまま90度コーナーをインベタで回り、ピットインの入り口で完全にエンジン停止。
オフィシャルにバツ!と合図を送ると押して、ピットインせよとのこと。
マシンを降りて押していきながら「あれ?これなんか一回あったよな?」
すっかりガス欠と分かり、トボトボ押して車検場の裏まで歩くと、マネージャーが半べそで、必死に謝りながら走って来た。
やってしまった。
ええ大人が二人して、修復に気を取られて、ガソリンを入れるということすら忘れていたのだ。
恥ずかしいレースにしてしまった。
レディースクラスは優勝確実だと思っていたので、本当に悔しい。
総合でもラッキーなら表彰台が乗れる位置にいたので、悔やまれる。
今回のレースは接戦バトルを楽しみにしてくれていたので、かなりの方々より「どうしたの?マシン壊れたの?」と声をかけてくれたが、恥ずかしいガス欠の理由を話さなければならなかった。
思えば2014年、トップでレディース150を走っていた時も最終ラップ、最終コーナーでガス欠リタイアとなり、マネージャーは「ペナルティー王=ペナ」とあだ名がつくことがあったが、今年もこう来たか!
予選で私が転ばなければ…そんな後悔もあったが、それにしてもベテラン二人で全くお粗末なレースをしたと反省しかない。
応援いただいているのに、本当に申し訳ないです。
あと二戦しかないので、残りはしっかりチェックして、挑みます。
くだんのアッキーヨは無事チェッカーを受けた!
結局には満足していないけどもっと練習頑張ろうね!お疲れ様でした!(^_^)
あと、仲良しのはれぱぱもST150初レースを無事終えた。
飛躍的な慣れを見せて、ぐんぐんベテラン150乗りをパスするので、本当にびっくりさせられるライダーだ。楽しいが一番上手くさせるのかな。お疲れ様でした!(^_^)
そして、終わってリザルトを見ると、ファステットラップは、初出場の保坂綾乃選手の弟、保坂洋佑選手が来ていた!
後半の追い上げは爆発的に速く、姉の綾乃に同着でゴールし、審議をかけるという、嵐のようなライダーに!
今後彼も私の楽しみになる。応援してるよ!ヨースケ!
帰りはごめんなさいディナーになり、反省会をレストラン蘭で。
次戦は7月22日。
真夏の第二戦が今から楽しみで、気合いが入ります!
またあのイチャイチャとしたバトルが出来ますように!(*´ω`*)