「このお水、美味しいね~」
「ありがとうございます。新宿の水ですけどね(笑)」
ある新宿のイタリアンレストランでの会話です。
この店のホールスタッフは、本当によく気がつく人達が多いので、とても気持ちが良いのです。
この日も、私は友人と食事をしていました。
白ワインをぐいぐい飲む友人と違って、ほとんど飲めない私は、ワイングラスを空けた後、「チョットお冷やが欲しいな」と思ったのですが、ホールスタッフの彼は、そんな私の心を察したのか、絶妙のタイミングで、冷たいお水を入れてくれました。
「ありがとう。」とお礼を言った私は、すぐにそのお冷やを口に含みました。
「あ、このお水美味しい!」と、思わず私は、素直な気持ちを口にしたのです。
彼が言うには、普通の新宿の水と言うことですが、ちゃんと浄水フィルターは通しているとのことです。
また、そのイタリアンは、デパートの1階にある店ですので、そのデパートの貯水槽管理がきちんと出来ているからなのでしょう。これはミネラルウォーターかな?と思ってしまうくらい美味しかったのです。
飲食店に於いて、この「お冷やが美味しい」というポイントは非常に重要です。
食事を始める前も、食事中も、食事が終わってからも、この「水の味」は大きな影響を与えます。
更に、「水の味」は、料理の味そのものにも大きな影響を与えるのです。
ところが、この「水の味」に無頓着な飲食店がたまに存在します。
最近は、東京や大阪の水道水は、高度浄水処理が行われているので、生水の状態でも本当に美味しいのですが、店が入っているビルの貯水槽の管理状態の問題などで、「あれ?なんか臭う?」と感じるときがあります。まあ、昔のようにカルキ臭い水はかなり減りましたが、都内でも、まれにくさい臭いがしたり、カルキの臭いがするお冷やが出てくるお店に遭遇することがあるのです。
でも、なぜお店のスタッフは、「お冷やの味や臭い」に気がつかないのでしょうか?
考えられるのは、「経営者や店長が、それを問題として捉えていない。」と言う場合。
もうひとつは、「毎日飲んでいるので慣れてしまって違和感を持っていない」という場合でしょうね。
いずれにせよ、「お冷やの臭い」の問題を放置している店は、それが原因でお店の評判を落としていることに早く気づかないと、この先どんどんと大切なお客様を失うことになります。
また、水が不味いと、コーヒーの味にも微妙に影響しますし、何よりも「こだわりの低さ」は、スタッフの意識の低さに繋がって行くものなのです。
つまり、「お冷やの味」に関わらず、経営者や店長のこだわりや姿勢は、スタッフたちに強く影響与えるということなのです。
「お冷やがまずい」→「その程度のこだわり」→「サービスやクレンリネスもそこそこで良い」
と言うことなのです。恐いでしょ?
たかが「お冷や」ではあるかも知れませんが、されど「お冷や」なのです。
さて、あなたのお店ではいかがですか?
「お冷や」・・・美味しいですか?
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