「いや~ほめてしまうと、調子に乗って何するかわかんないからな~」
こんな事を言う店長がいます。
部長や社長や課長にも、こう言うことを言う人がいます。
「あほちゃうか~」 ※あほ=関東言うところの「バカ」のイメージ
と、私は思います。
なぜかというと、「ほめる」と言う事の目的を根本的に勘違いしているからです。
そもそも「ほめる」ことの目的は、「部下を調子に乗らせること」なのです。
「ほめる」事によって、「自信」をつけ、もっとほめてもらいたいという欲が生まれ、張り切るのです。
しかも、「ほめる」事によって、「自分から進んでやろう」と言う「主体性」「自主性」そして「自律性」が生まれるのです。
これは「ほめる」事でしか生まれないのです。
ところが、普段は「自ら進んでやりなさい」「自分で考えて行動しなさい」「人を頼らず自分の力でやりなさい」なんて事を言うくせに、いざどんどん自分で動き出すと「チョットマッテチョットマッテ」と、部下の動きを止めようとするのです。
何故そんなことをするのか?
それは、部下のことを「見守る」ことをしないからです。
見ていないから不安なのです。
つまり、こう言う上司は、部下が主体的に動かなくても見守らない「無責任上司」と言う事なのです。
自分が部下を見守るという仕事をしなくて済むようにするために、部下が主体的に動くことを止めさせようとしているのです。根本的に矛盾していますよね。
え?そんなことはない?
そう言うのだったら、見守ってあげれば良いのです。
あなた見守ってあげていれば、「致命的なミス」を犯す前にフォローが出来るでしょ?
しかし、こう言う上司は決まって次のように言います。
「四六時中は見ていられないし、報連相をしてくれないから・・・把握出来ないんです」
部下が上司に報連相をしないのは、報連相をすると、ロクな事が無いからです。
部下が思う「ロクな事が無い」とは、仕事が増えたり、止められたり、条件付けされたり、色々とゴチャゴチャうるさいからです。
部下が、「上司に報連相すると良いことがある」と思えば必ずします。
しないのは、「良いことが無いだけでは無く、ロクな事が無いから」なのです。
こう言う上司は、部下に「自分で考えて行動しろ」と言いながら、逐一報告をさせて、その都度邪魔をするのです。
その結果、せっかく主体的に動き出した部下の「やる気」に水を差すのです。
そして彼らはこのように言います。
「まったく、最近の若い奴は、指示をしないと自分から全然動かない・・・」
そうさせてしまっている原因は、そう言っている上司にあるのにね~
さて、あなたは大丈夫ですか??
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