青森県弘前市にあります
普門院です。



木立の中の参道。


観音山普門院、本堂です。
宗派 曹洞宗
ご本尊 聖観世音菩薩
津軽三十三観音霊場
第三十三番札所(納めの札所)


由緒
慶長十五年(1610)、
二代目藩主津軽信牧公により、
弘前城築城が開始されます。
翌年にはほぼ完成し、
入城が開始されました。


入城してみると、
本丸より高い茂森山を発見。
頂上からは城内を見下ろす感じに
なっていたそうです。
その為、
茂森山は削平される事になりました。
この当時ここには観音堂があり、
聖徳太子作の聖観世音菩薩が
祀られていました。


元和元年(1615)、
工事に先立ち
観音堂が金沢の地(現在地)に移遷。
金沢山観音寺と改称されます。


延宝六年(1678)、
四代目藩主津軽信政公が
観音堂を再建。
観音山普門庵と改称し、
蘭庭院末寺に加えました。


明治初期の神仏分離令以後、
講中組織に支えられ命脈を保ちます。


大正七年(1918)、
二十五世白沢俊明住職の代に寺格を得、
観音山普門院となりました。


『いままでは
親と頼みし
笈摺(おいずる)を
ときて納める
茂森の寺』



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