山形県鶴岡市にあります
龍覚寺です。


以前東北三十六不動尊霊場巡りで参拝、
もう一度訪れたいと思っていたお寺でした。


新山龍覚寺、本堂です。
宗派 真言宗豊山派
ご本尊 不動明王
庄内三十三観音霊場
第二十八番札所(札所本尊 聖観世音菩薩)
東北三十六不動尊霊場(第五番札所)
庄内平和観音(第五番札所)



由緒
今から八百数十年前、
龍覚寺創建時は羽黒山は嶮山霊窟で
登山が困難な場所でした。


仁安元年(1166)、
羽黒山の別院として
羽黒権現の本地仏・
聖観世音菩薩の御分身を勧請、
旧鶴岡城西の三の輪に
創建されました。
その後、
この地がご用地になったため
浜中街道(現・日吉町)に移されます。


慶長十七年(1612)、
現在地に移されます。
鶴岡城に祀っていた
新山権現が龍覚寺に移され、
山号が新山となります。


元和八年(1622)、
初代庄内藩主・酒井忠勝公が
信濃国松代藩より、
この地に国替えとなりました。
城の鬼門の北東に龍覚寺が
位置したことから、
酒井家の祈願所に指定されて
庄内でも有数の寺院となります。


寛文十年(1670)、
酒井家三代忠義公により、
観音堂が建立されました。


観音堂です。


『よをまもる
のりのしるしに
あらたなる
やまのこずゑに
ありあけのつき』
庄内三十三観音霊場ご詠歌




『天飛ふや
ここ鶴岡の
龍覚寺

慈眼を仰ぎ
合す両の手』
東北三十六不動尊霊場ご詠歌




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