高齢者のコミュニケーション能力と補聴器 ここまでをまとめ読み! その3 | 会話が伝わるようになるアプリ「想いやりトーク」 オトデザイナーズ 坂本真一

高齢者のコミュニケーション能力と補聴器 ここまでをまとめ読み! その3

高齢者のコミュニケーション能力と補聴器 ここまでをまとめ読み!

高齢者のコミュニケーション能力と補聴器 ここまでをまとめ読み! その2

 

のつづきです。

 

耳鼻科のドクターにも色々な方がいます。 

 

どんな世界にも、得意、不得意というものがあります。 

 

 

補聴器に関する話が得意なドクターも、そうでないドクターもいるという ことです。 

 

 

補聴器適合判定医 

 

は、日本耳鼻咽喉科学会の制度です。 

 

補聴器に関する定められた講習を受講し、合格したドクターしか名乗れません。 

 

まずは、これが一つのポイントとなるでしょう。 もう一つ、その耳鼻科医院が、 

 

補聴器適合検査施設 

 

に認定されているかも、大きなポイントです。 

 

これは、 

 

補聴器適合判定医がいる 

補聴器適合検査を行うための設備がある 

 

の2条件を満たしている医院のみに与えられる施設名称です。 

 

これも、大きなチェックポイントですね。

 

しかし、これだけでは、まだまだ足りません。 

 

問題は、これらの条件を満たした上で、それをちゃんと実施しているかなのです。

 

 

例えば、、 

 

補聴器適合検査用機器が

ホコリをかぶっていて、 

全く使われていない 

 

などは、意外とよくある話です。 

 

あとは、患者さんが、「補聴器を考えてるんですが・・・」と言うと、 検査も何もしないで、 

 

補聴器をすると、かえって耳が悪くなる 

 

などという、 

 

大昔の迷信 

 

を未だに信じているドクターもいけませんねぇ。 

 

まだ機器が発達していなくて、補聴器の性能が極めて低かった数十年前には、 

 

そんな例もあったと聞きます。 

 

今でも、通販などの安価な製品を安易に使って、かえって耳がおかしくなったと 

 

いう人もいるようですが・・・ 

 

しかし、補聴器適合検査でしっかり診断してもらい、良心的な補聴器屋さんで 

 

調整してもらえば、 

 

そんなことは絶対にありません!

 

 

しかし、よく理解しておいて頂きたいのは、 

 

補聴器をしたからといって 

若いころの聞こえに戻れるわけではない 

 

ということです。 

 

メガネやコンタクトレンズの場合は、その人の視力の状況にもよりますが、 

 

多くの場合は、以前と同じように見えるようになりますね。

 

shiryoku 

 

でも、補聴器にメガネのような感じを期待するのは間違いです。 

 

視覚と違って聴覚は、 

 

矯正すれば元に戻る 

 

という単純な感覚ではないのです。

 

 だから、時間をかけて補聴器の音に少しずつ慣れて行く必要がありますし、

 

その過程で、調整が合っていないようなら、微調整を行ってもらう必要があります。

 

ここでやはり、誤解をされては困るのですが、 

 

補聴器は、とても役立つ機器 

 

であるということ、そして、多くのシニア世代の方は、できれば補聴器を 

 

使った方が良い状況にあるということです。

 

 

アメリカやヨーロッパに比べて、 

 

日本の補聴器の普及率は、とても低い 

 

ことが知られています。 

 

日本では、まだまだ補聴器の有用性が知られていないようです。 

 

まとまな検査も行わないで高額の機器を売りつける、一部の悪質な 

 

業者の事例ばかりが目立って知られてしまっているのです。 

 

もう一度言いますが、多くのシニア世代の方にとって、補聴器は、 

 

仕事や生活をとても快適にしてくれる機器なのです。 

 

だからこそ、基本的な知識を身につけて、 

 

正しい買い方 

 

をする必要があるのです。

 

つづく-> 高齢者のコミュニケーション能力と補聴器 ここまでをまとめ読み! その4

 

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