いつも、当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

このブログも始まって4年3か月。
これまでに、100本以上のコントを作成してきました。

 

2週間に1本ペースで新作コントを書いてきましたが、
中には公開されず、ボツになったコントも・・・

 

そこで、今回と8月27日更新分の2回に渡って、
そんなボツコントの一部を公開したいと思います。


夏休み特別企画・ボツコント供養#1です。

 

※ボツコントです。ハードルを下げてご覧ください。

 

 



最初のボツコント
タイトル:大きなカブ

 

 

 

(大きなカブをおじいさん、おばあさん、孫、犬、猫、ネズミが引っ張っている)

 


おじいさん
「うんとこしょ!」


おばあさんネズミ
「どっこいしょ!」


おじいさん
「うんとこしょ!」


おばあさんネズミ
「どっこいしょ!」


おじいさん
「うぅ・・・抜けない・・・
ワシが集められるベストのメンバーでカブを引っ張っているというのに・・・」


おばあさん
「ちょっと休憩しましょうか。」


おじいさん
「そうじゃな。(座る)
・・・にしても、どうして抜けないんじゃ。」


おばあさん
「なぜでしょうね。」


おじいさん
「みんなが本気をだしてないからじゃないかの?」


おばあさん
「そんなことないですよ。
みんな本気でやってます。」


おじいさん
「ヨシ、全員目を閉じて!」


おばあさんネズミ
(目を閉じる)


おじいさん
「この中で、本気をだしていないという人、
今ならおじいさん怒らないから、
正直に手を挙げなさい。」


おばあさんネズミ
(手を挙げる)


おじいさん
「なるほど。全員手を降ろして目を開けて。」


おばあさん
「どうでしたか?結果は。」


おじいさん
「うそだろ?!って結果だった。
初めて『オリエント急行殺人事件』を読んだとき以来の衝撃だ。
ちょっと全員もう一度目を閉じて。」


おばあさんネズミ
(目を閉じる)


おじいさん
「この中で、実はカブを引っ張ってませんという人、
正直に手を挙げなさい。」


おばあさんネズミ
(手を挙げる)


おじいさん
「わかった。手を降ろして目を開けなさい。」


おばあさん
「どうでしたか?結果は。」


おじいさん
「事態はワシが考えていた以上に深刻だ。
そうだ。次に引っ張るときは、
ワシが一番後ろで引っ張るというのはどうじゃろう?」


おばあさん
「ダメです。」


おじいさん
「ダメなのか・・・。
全員、もう一度目を閉じてくれ。」


おばあさんネズミ
(目を閉じる)


おじいさん
「この中で、私はカブが嫌いです、という人、
正直に手を挙げなさい。」


おばあさんネズミ
(手を挙げる)


おじいさん
「なるほど。手を降ろして目を開けなさい。」


おばあさん
「どうでした?」


おじいさん
「なんとなく、原因がわかった気がする。
そして、ワシは今まで、なんのためにカブを育ててきたのか、わからなくなってきた。
よし、全員、目を閉じて。」


おばあさんネズミ
(目を閉じる)


おじいさん
「無事カブが抜けたら4000円あげます。
力いっぱいカブを抜いてくれるという人!」


おばあさんネズミ
(手を挙げない)


おじいさん
「6000円!」


おばあさんネズミ
(手を挙げない)


おじいさん
「10000円!」


おばあさんネズミ
(手を挙げる。)


おじいさん
「よし。ではカブが抜けたら10000円あげます。」


おばあさん
「(目を閉じて手を挙げたまま)それは一人10000円ですか?」


おじいさん
「いや、5人で10000円だけど。」

 

おばあさんネズミ
(手を降ろす。)


おじいさん
(地団駄)

 

【コント・セルフ・ライナーノーツ】
学校でよくあった「先生怒らないから手を挙げなさい」というのを取り入れたコント。

 

これでも十分成立しているのですが、ちょっと短めかなぁと。
ただ、これ以上先の展開が思いつかなかったので、ボツになってしまいました・・・。

 


もう1本


タイトル:グラハムベルの電話物語

 

 

グラハムベル。
電話を作ったことで有名。
初めて電話する際に言った言葉は
『ワトソン君、ちょっと来てくれないか』であった。

 

ベル
「(目の前にある機械を見ながら)ついに完成したぞ。
これこそが、遠く離れている人物と会話ができる装置!
その名も『電話』だ!!
まずはこの機会が正常に動作するか試さなければ!
よし。庭にいるワトソン君に『ワトソン君、ちょっと来てくれないか』と
伝えてみよう。(電話をかける)」


電話
「ジー・・・ジー・・・」


ベル
「お、今、ワトソンくんに電話つないでいるところかな。」


電話
「ジー・・・ジー・・・ガチャ」


ベル
「つながった?!」


電話
「ピンポンパンポーン。」


ベル
「なんだ?」


電話
「・・・お客様がおかけになった電話番号は現在、使われておりません。」


ベル
「あれ。(電話を切る)おかしいな。
番号はあっているハズなんだけど・・・(再び電話をかける)」


電話
「ジー・・・ジー・・・ガチャ」


ベル
「も、もしもし!
わ、私だ!グラハムベルだ!
ワトソン君、ちょっと来てくれないか・・・!!」


電話
「・・・。」

 

ベル
「あれ?ワトソン君?!」


電話
「・・・。」


ベル
「あれ?ワトソン君じゃないのか?」


電話
「・・・野々村ですけど。」


ベル
「あ、すみません。間違えました。(電話を切る)
おかしいな。このメモの番号が違うのかな。
ワトソン君は・・・(庭を見る)」


ワトソン
(庭を走り回っている)


ベル
「(窓を開ける)ワトソンくーん!ちょっと来てくれないか!?」


ワトソン
「はーい!(走ってくる)」


ベル
「ワトソン君。キミの電話番号って、このメモに書かれた番号であってるかな。」


ワトソン
「んー・・・。全然違いますね。」


ベル
「あれ。キミの番号いくつ?」


ワトソン
「(スマホを取り出し、操作する)この番号です。」


ベル
「あ、メモの内容と全然違うな。
ちょっとメモらせてくれ。
この番号に電話するから。」


ワトソン
「私に何か用ですか?」


ベル
「ついに電話を発明したのだ!
最初の電話はキミにかけようと思ってな。」


ワトソン
「時間かかります?」


ベル
「大丈夫。すぐかけるから。」


ワトソン
「庭でちょうちょ追っかけてていいですか?」


ベル
「いいよ。」


ワトソン
「わーい。」


ベル
「その代わり、電話が鳴ったら出てくれ。」


ワトソン
「わかりました。(庭に走っていく)」

 


【コント・セルフ・ライナーノーツ】
まぁ、電話を発明した物語の世界でスマホが出てきたら?という出オチコントです。


もうオチてるんで、この展開が続いても、発展しないなぁとボツに。

ワトソンの「ちょうちょ追っかけてていいですか?」ってセリフは好きなんですけどね。

 



ありがとうございました。

 

これで、ボツになったコントも成仏できると思います。

 

来週は新作コントです。
よろしくお願いします。

 

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