こんにちは。夫婦カウンセラー・行政書士のゆらこです。
離婚して1人で子どもを育てるとなるとお金が必要ですから、女性の方は養育費よりもまず自分の自立を優先して考えてくださいということを前に書きました。
離婚したいと言ってくる若い女性の方は、見積もりが非常に甘い人が多いです。
具体的な目途が何も立っていないのに、とりあえず離婚すれば何とかなると思っている人が多いです。
離婚後は、給料、児童扶養手当、児童手当、養育費等入ってくるお金の種類も増えますが、離婚したことによって出て行くお金の種類も増えます。
勤務先で社会保険に入れない人は、国民健康保険や国民年金も払わなければならないし、税金だってかかってきます。
家を借りれば家賃だけでなく火災保険料などもかかります。
光熱費だってハイシーズンになると、普段の倍くらいになってしまうこともありますし、水道代などは住む市が変われば結構変わります。
悲しいかな、入ってくるお金は全て後払いで入金までに時間がかかるのに、出て行くお金は早々に請求がきます。
そういったことをアドバイスすると、初めて慌てる人もいるんですね。
これは自分でやってみないとなかなかわからないものですが、主婦として旦那が稼いだお金を管理してるのと、自分が稼いだお金で自分で家計をまわすのとは、手ごたえが全然違います。
結婚前に一人暮らしなどの経験がなければ、わからないのが当たり前ということです。
ですから、私にご相談いただく場合には、家計簿を持ってきていただければ、今後どうすべきかといった細かいアドバイスもいたします。
私は女性カウンセラーにしてはあんまり優しくないので、結構辛口でビシッと言いますから、それでも良い方は相談に来てください。
若い女性の方に特に意識してほしいのは、これから生み出せるお金がどれだけあるかということ。
もちろん、今もまとまった貯金があるにこしたことはないですが、今いくら持っていても、これから先に生み出せるお金の目途が立っていなければ、どこかで破綻する可能性大です。
別れた夫がずっとお金を生み出してくれるという保証はありませんから、自分が生み出すことを考えなければなりません。
特に、親に頼れないという人は、ここを絶対におろそかにしないでください。
離婚時の収入がそれほど多くなくても、たとえば何年後にこの資格を取って、こういうふうに働いていきたい…などのビジョンがはっきりしている人は、やはり見ていて非常に安心感がありますし、実際うまくやっていってます。
何でもそうですが、目的地がはっきりしていれば、そこに到達するにはただやるべきことをこなすだけですから、そんなに難しくはないのです。
本当に何もかも準備万端で離婚しようと思えば、離婚できる人はそんなにいませんから、まずはビジョンをはっきりさせてください。