WITNESS (of FACT)

WITNESS
(2014/03/05)
FACT
★★★★★
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日本のロックバンド、FACTの5枚目のオリジナルフルアルバム。新メンバーの Adam 加入後初めてのアルバム。【ウィキペディア:FACT

トリプルギター編成となっただけあって、バックグラウンドサウンドの厚みが増した。そして曲によっては、エフェクターを多用したアバンギャルドな(もしくはクリーンなメロディの)ギターサウンドとメタリックなギターサウンド、さらに轟音ノイズギターサウンドすべてが同時に重ねられたサウンドを聴くことができる。

また前作の『burundanga』、前前作の『In the blink of an eye』におけるキャッチーなロックといった楽曲は減って、シャウトやスクリームを多用したアルバムとなっている。とは言え、『FACT』ほどメタリックではなく、新奇さも含んだ完成度の高いオルタナティブハードコアアルバムになっている。


Witness

1. new element

★★★★☆
ファストなビートとうねる激しいギターサウンドをバックグラウンドに、ノスタルジックなヴォーカルメロディを乗せた多展開ロック。

2. drag

★★★★☆
Music Video】 【Guitar & Bass & Drum】 【Bass & Drum】 【Drum
エモーショナルからシャウト、そしてクリーンへと展開するヴォーカルサウンド、ファストなグランジ的ギターサウンドをがっちりと支えるリズム、完成されたサウンド群によって構成された現代的なハードコアパンク。

3. witness

★★★★☆
ギターロックサウンドにシャウトの掛け合い。

4. ape

★★★★★
Music Video
アフリカの民族音楽とラウドミュージックのジャムセッションかのような楽曲。ドラムビートよりもむしろヴォーカルサウンドのリズムによってこの雰囲気が構成されているのが凄い。そして、本曲の3パターンほどある、えげつないギターリフはどれも最高に格好いい。

5. miles away

★★★★☆
Music Video
ラウドロックとキャッチーなポップロックのクロスオーヴァー。クリーンなメロディとアバンギャルドなエフェクトサウンド、さらに轟音ノイズという、ハイライトにおけるギターサウンドの重層性は圧巻。

6. I hope I'm wrong

★★★☆☆
ドラムビートが強調されたジャパニーズロック。でもラストはハードコア。

7. 2-1 (Instrumental)

★★★☆☆
民族音楽的サウンドの現代的なミックス。陶酔感のあるサイケなミュージック。

8. veil

★★★☆☆
クリーンヴォーカル中心の爽快感のある楽曲だが、曲調の転換時にファストハードコアが挿まれる。また、全体に渡るノイズは分厚い。

9. devil's work

★★★☆☆
メタリックなスクリーモ。

10. disclosure

★★★★☆
Music VideoRhythm Guitar, Metal Guitar, Lead Guitar, Bass, Drum
高密度ビート、轟音、シャウト、スクリームにより構成された、終始ラウドな楽曲。ラストのハイライトに至る間奏の地響きのようなギター、ハイライトのスクリームヴォーカルとギターリフなど、聴きどころ満載。

11. circling

★★★☆☆
日本的な哀愁のあるメロディをもったバラード。

12. termination

★★★☆☆
反復的なノイジーなリフが印象的な楽曲で、ラストはエモーショナルに高く高く昇っていく感じ。


関連情報

アルバム名 WITNESS
アーティスト名 FACT
発表 2014/03/05
評価 ★★★★★
メンバー Hiro/小野瀬広宣, Kazuki/櫻井一樹, Takahiro/小野瀬孝弘, Tomohiro/高安朝浩, Eiji/松本英二, Adam
プロデューサー Michael "Elvis" Baskette


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