以前に、吉備津彦神社という岡山県にある素晴らしい神社をご紹介しました。

その時 「岡山県民として嬉しいです」 とか 「岡山県民、大喜びです」 とか 〝岡山県民〟 という言葉が入ったメッセージを多くもらいました。

他の都道府県ではそんなことはないので、岡山の方はみんなお友だち感覚なんだなぁ、という印象を受けました。

和気あいあいというか、ほのぼのとした連帯感というか、なんだかすごく素敵な県民の方々なのだなと思いました。


その岡山に 「鬼ノ城」 という史跡があります。

Wikipediaによると、

663年(天智天皇2年)の白村江の戦いに倭国が敗れた後、唐・新羅の侵攻に備え築城したと考えられている。
『日本書紀』などには西日本の要所に大野城など12の古代山城を築いたと記されており、鬼ノ城も防衛施設の一つであろうと推測される。
しかし、どの歴史書の類にも一切記されていないなど、その真相は未だに解明されていない謎の山城である。
当地には温羅と呼ばれる鬼が住んでいたという伝承が残っている。
それによると温羅は当地を拠点とし、討伐に赴いた吉備津彦命と戦って敗北したのち、吉備津神社の御釜殿の下に埋められたという。

と、書かれています。

温羅は桃太郎の鬼のモデルとも言われていて、そこに興味を持った私は、温羅が住んでいたという鬼ノ城にも行ってみたのでした。

ナビで案内された駐車場から山を登って行くと、西門に着きました。

最初の印象は、景色が素晴らしい! です。

高度があって見晴らしがよく、風が通り抜けていくので、とても気持ちがいいのです。

古代風の建物が復元されているので、雰囲気もいいです。

私が訪れた時、カップルと家族連れが1組ずついて、楽しそうに散策していました。

とりあえず景色を楽しみ、気分爽快になったところで、温羅に関することを探ることにしました。

この山には残っている念がたくさんあって、それらの時代が複雑に交錯していました。

ですので、非常にわかりにくい状態です。

こんなにたくさんの念が今も残っているということは、そのような作用が働く土地なのだと思いました。

そこで 「礎石建物群」 という、石の遺構が残っている場所に行ってみました。

これが山のど真ん中で、入口の西門から結構距離があって、かなり歩きました。

行ってみると、そこは山の奥深くで、女性や走りまわる男の子が見えました。(あちらの世界のお話です)

出土遺物は7世紀~8世紀ものがほとんどだと説明されていますが、その山はもっと・・・はるか昔から人が住んでいたようです。

見えたのは時代をだいぶん遡った感じの人たちでした。

安全のため、山の真ん中にかくまうようにして、女性と子供はそこに居させたようです。

男たちはよく働いています。

顔を見たら、ゴツゴツしたゴリラのような・・・眉のあたりの骨が突出したような顔つきです。

もちろん女性もそういう顔立ちです。

縄文人? なのでしょうか、いや、もっと時代が遡った昔かもしれません。

色も浅黒いです。

そして長老と思われる人は、顔に派手な刺青をしています。

この人が私の真正面に顔をぬっと突き出してきて、思わず悲鳴をあげそうになりました。

この一族は里から追われて、この山に定住したみたいでした。

男の1人が 「ここは自分たちの山なのに・・・」 と強く思っています。

その念が強烈に、もう本当に激しく強いのです。

「俺たちの山なのに・・・」 「俺たちの・・・なのに・・・」 と、所有権を主張しています。

そこには、恨みとか悔しいとかいう感情はなく、ひたすら悲しい気持ちが漂っています。

自分たちが一生懸命作った居住区なのに、という感情です。

悲しみの深さから言って、里に住んでいる人々にこの山を取られたのか、この山からも追放されたのか、滅ぼされたのではないかと思います。

悲しみの念が非常に強くて、かなりダメージ的な影響を受けてしまいました。

さっさと帰ろうと思うのですが、山の真ん中まで入り込んでいたため、出るにも時間がかかります。

長くいればいるほど鮮明に見えてきて、そのあたりを走ったり、石を運んだりする男性があちこちに見えました。

うわー、これは本格的にやばい、早く抜けないと! と必死で歩きました。

最後はしんどいなどと言ってられず、体力の限界まで走りました。

山を下りて車に乗り、その場を離れてからも、当分の間、悲しくて悲しくて、沈鬱な気分を引きずりました。

自分たちがマイノリティなのが悲しい・・・みたいな気持ちが消えませんでした。

女性は愛おしいし、走り回る子供は可愛い、ずっとこの山で里には降りなくていいから、静かに細々と暮らしたい、と私が私の感情で、強く思っているのです。

悲しい悲しい、悲しくて苦しい、助けてー、という心境です。

その感情が抜けるまで、かなり長い時間がかかり、ものすごくしんどかったので、鬼ノ城で波長を合わせたことを後悔しました。

鬼ノ城は風光明媚な所ですが、太古の昔に意識の焦点を合わせると、私が見た時代に繋がる可能性があります。

霊感がある方、そういうものの影響を受けやすい方は、現代から意識を離さないよう、お気をつけられたほうがいいと思います。

これは鬼ノ城に限らず、悲しい過去があるという場所、凄惨な出来事があった場所はみんなそうです。

過去の 「その時」 に思いをはせると、つながってしまうことがあるので注意が必要です。

意識を 「その時」 に合わせなければ、問題はないのですが、気づかないうちに影響を受けている場合もありますので、おかしいと思ったらその 「場」 から去ったほうがいいです。

この時の男の人は、幽霊として現代の空間にいるのではありませんから、憑かれることはないです。

私が自分の意識を、過去のその時につなげている・・・言い換えれば、意識を過去に持っていっている、そんな感じです。

つながっていますので、強烈に低い負の波動のダメージを受けてしまうのです。

ですが、憑かれているわけではありませんので、その場を離れると時間とともに薄れていきます。

自分はもしかしたら霊感体質かも? という方は、こういうことがあることを知っておいた方がよいかと思います。

ちなみに、温羅のことはわからずじまいでしたが、リベンジする勇気はありません~あせる




西門の手前です。
鬼ノ城1






古代の復元建物の写真を撮り忘れていたので、ムービーから静止画として抜き出しました。
鬼ノ城2






景色の良さとこの建物が、いい雰囲気を出しています。
鬼ノ城3






だいぶん奥に入ったところです。
鬼ノ城4






こんな感じで平らな部分が広いのですが、古代はもうちょっと狭かったようです。
鬼ノ城5






この写真を撮ってから、強烈に感じ始めたので一目散にこの場所から離れました。必死で戻っていると、谷になったような所に小さな水路があって、そこではタイムワープしたみたいに何人も見えました・・・久しぶりに本気で怖かったです。
鬼ノ城6