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先日、どうしてもお願いしたいことがあって、熊野三社に参拝してきました。

 

私個人の熊野三社は、玉置神社、熊野本宮大社、飛瀧神社です。

 

今回はこの順番で回りました。

 

最後の飛瀧神社に行くのは……今回はちょっとだけ、気分が重ためでした。

 

というのは、昨年の参拝時にうっかりしていて、熊野那智大社で眷属に怒られたからです。(その時のお話は →コチラ 

 

叱られたことにまったく気づかないまま、神社をあとにし、その後に行った熊野本宮で眷属が怒っていたことを知らされたのでした。

 

「今日はとにかく謝るしかない」 と、そう思って行きました。

 

飛瀧神社は那智の滝の真ん前にあり、那智大社とは徒歩で15分程度離れています。

 

神様は、普段は滝のところにおられますから、那智大社は拝殿のような仕組みになっています。

 

神様に直接会うのは飛瀧神社のほうが断然近いので、私はいつもこちらに行っていますが、神様は那智大社と同じですから、眷属も同じ、というわけです。

 

飛瀧神社前の駐車場に車を停め、すぐ目の前にある飛瀧神社は後回しにして、先に那智大社へと急ぎました。

 

「那智の滝前」 のバス停から登って行くと、驚くことにそこに〝熊野古道〟がありました。( 「気」 が熊野古道そのものの道なのです)

 

今まで2〜3回那智大社に参拝しましたが、すべてお土産屋さんの前を通過する階段を登って行っていたのです。

 

今回、初めて滝の前のバス停から登ってこの道を知りました。

 

古道を体験したいけど、時間が取れない、体力がない、という方は飛瀧神社前のバス停から登るといいです。

 

傾斜が急なので、ちょっとしんどいのですが、神社まで15分程度で到着します。

 

熊野古道と同じ雰囲気の道は、上の道路に突き当たるまでのほんの短い距離ですが、立派な〝熊野古道〟で、気持ちいいです。

 

那智大社の境内に入り、まずは手水舍で手と口を清めました。

 

それから 「眷属のお社はどこ?」 と探すと、本殿の左側にありました。(普段、摂社末社はスルーしているのでどこにあるのか知りませんでした)

 

ここでも当然、本殿(神様)は後回しです。

 

八咫烏(やたがらす)のお社に真っ先に行って、手を合わせました。

 

前回の事情や自分の心の動き、悪気はなかったことを詳しく話して、誠心誠意、心から謝罪しました。

 

合掌したまま、深々と頭を下げて、しばらくその姿勢で謝り倒しました。

 

きっと周囲にいた人にじろじろ見られたと思うのですが、人の目より眷属への礼儀が大切です。

 

実は、境内への最後の階段を登っている時、前回怒っていた眷属が 「あいつがまた来よった!」 みたいなことを言っていました。

 

それを温厚な眷属たちが 「まぁまぁまぁ、謝りに来ているのだから」 となだめていたのです。

 

お怒りがまだ解けていないのね、とわかった私はそれこそ必死で謝りました。

 

丁重にお詫びをして顔を上げると、その瞬間、スカッとあたりが明るくなりました。

 

「あぁ、許してもらえたんだ」 とホッとしてお礼を言い、それから許可をいただいて写真を撮らせてもらっていて……「」 となりました。

 

「八咫烏」 と書かれた柱の上にカラスの像があるのです。

 

境内に入ってすぐ、「眷属のお社はどこ?」 と探した時に、この柱が目に入りました。

 

ですが、その時、上にカラスの像はありませんでした。

 

見間違いなどではなく、絶対になかったのです。

 

黒い柱に金色の文字で 「八咫烏」 と書かれているので、黒に金は映えるなぁ、と思いながら、まじまじと見たのです。

 

謝る前の私、つまり無礼を働いてそのまま知らん顔の私には、見せてくれなかったのです。

 

しかし、一生懸命謝罪をしたので、「まぁ、よかろう」 ということで見せてもらえたのでしょう。

 

やっぱりここの八咫烏の力は相当強いです。

 

前回も思いましたが、かなり上のレベルにおられるようです。

 

その後、飛瀧神社へ行って、滝の真ん前にある舞台に立ちました。

 

そこで滝の神様にお話をしていると、「お前に眷属をつけてやる」 と言われました。(これはごく短い期間限定です)

 

本当ですか! と大喜びしていたら、神様は、怒っていた八咫烏をつけると言うのです。

 

「そ、それは……大丈夫なのでしょうか?」 と半分ビビリながら聞くと、私が礼を尽くしてお詫びしたことに感心した八咫烏は、八咫烏のほうから 「守ってやろう」 と言っている、と教えてくれました。

 

滝の神様が言うには、眷属の中で一番力が強いのはこの八咫烏なのだそうです。

 

それはありがたいと思い、「よろしくお願いします!」 と大声で言って(周囲に誰もいなかったので)頭を深く下げると、なんと八咫烏はその姿を見せてくれました。

 

滝の半分以上ある大きな体です。

 

「ひぃー! でっかーっ!」 と思いました。

 

その大きさの体で、上空からバサッバサッと羽ばたいて降りてきたのです。

 

そして!

 

本当にカラスの姿なのです!

 

「うわぁ、ホンマにカラスなんや〜」 と、しばらく口をあんぐり開けたまま、観察しました。

 

あ、そうだ! 足が3本あるか見なくては! と思いましたが、残念ながら足元はよく見えませんでした。

 

滝の神様が言うには、無礼な私を怒った理由は、この八咫烏が、忠誠心にあつい、義にあつい性質だからだそうです。

 

ですから、私を守る、となったら、その期間はあつく守るので心配はいらない、と言われました。

 

八咫烏は、古代神話の中で神武天皇を案内したとされていますが、それは普通のカラスが、カーカーと飛んで案内したのではないと思います。

 

このどでかい眷属が、この姿のままで先導したに違いない、と私は思いました。

 

ヘリコプター並みのこの体でバッサバッサと飛んで、案内したんだろうなぁ、と想像するとなんだかワクワクして、そんな古代の世界を見てみたいと思いました。

 

もしも神域で失礼をしてしまっても、私のように誠心誠意、心から丁寧にお詫びすれば、眷属は許してくれます。

 

眷属は神仏の世界にいる存在ですから、謝罪してその人のものの見方というか、心の姿勢が正しい道に戻れば、何のわだかまりも持ちません。

 

それどころか、礼を尽くしてお詫びをしたことに感心して、逆に守ってやる、とまで言ってくれるのです。

 

もしかしたら失礼をしたかな? と思い当たることがある方は、私の例を参考にお詫びに行けば、ほとんどの場合、大丈夫だと思います。

 

 

 

 

正面の森の奥が飛瀧神社です。

右手が駐車場で、手前から4台目が私が借りたレンタカーです。

一番右端の建物はトイレです。

 

 

 

 

駐車場の向かい側にバス停があって、そこを登るとこんな道になっています。

 

 

 

 

熊野古道の 「気」 が漂っていました。

 

 

 

 

時間がなくて古道をのんびり歩けない方や、体力がない方は、こちらをちょっと体験するだけでも違うと思います。

 

 

 

 

古道っぽい道から道路を横断してさらに少し登ると、参道のこの手前に出てきます。

 

 

 

 

那智大社の境内にある、八咫烏のお社です。

 

 

 

 

謝罪する前は、こんなに大きなカラスがまったく見えていませんでした。

 

 

 

 

こちらが柱の全体像です。

 

 

 

 

義にあつく力がある八咫烏なので、こちらでお願いしても良いと思います。

 

 

 

 

下りも撮影してみました。

いい気持ち~、と心が安らぎます。

 

 

 

 

飛瀧神社入口です。

 

 

 

 

この神社は参道を下って行きます。

下り終えるとこの景色です。

左手にある授与所から奥へと参拝します。

 

 

 

 

舞台まで来るとこの近さになります。

ここで神様の恩恵をたくさんいただきます。

 

 

 

 

 

※メッセージは楽しく、またありがたく拝読させていただいております。

送って下さった方、ありがとうございます。

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