前回の札幌伏見稲荷神社の、お稲荷さんの好物についてですが、結構な数のメールをいただきました。 (メールを送って下さった皆様、ありがとうございます)
好物ってこれですか? あれですか? と、いろいろと楽しく想像されているのですが、その予想されているもののほうが、すごかったりして……。
(^▽^;)
「こ、これは……お稲荷さんの名誉のために書いたほうが良いのでは?」と思いました。
札幌のお稲荷さんに、「何がお好きなのですか?」とお聞きして、返ってきた答えは、
「とりにく(鶏肉)」だったのです。
とっ、とりにくぅーーー? と私は仰天しました。
あ、でも、鶏肉は神棚にお供えしても良いものなので、鶏肉がお好きだというのは、そこはわかるのです。
それ自体は、おかしいことではありません。
しかし……ですね、お稲荷さんは、「醤油などで炊いたもの」と、こうおっしゃったのです。
醤油などで炊いた鶏肉、です。
筑前煮とか煮しめとか、あの煮物系の味付けで煮た鶏肉というわけです。
それを聞いた私は、心の中で「一体それを、どこで、いつ、お食べになられたのですか?」と思ってしまいました。
もちろん口には出しませんでしたが。
いやぁ、これは書けない、と思いました。
醤油やみりん、お酒、砂糖などで味付けして煮た鶏肉、なのです。
それを書くと、「へ?」となる人がいるだろうな~、と思いました。
は? なに? それ? と……。
「神様が調理方法や味付けにまで、こだわるんですか! おかしいじゃないですか!」
「神様がニワトリの肉を好きだと本当に言ったんですか!」
……と、このような批判が来るなぁ〜、絶対に来るな〜、と瞬時にビビッたわけですね。
ツッコミどころ満載の好物ですから……鶏肉の煮物……。
おばちゃんの私ですが気弱なところがあって、批判は意外とへこみます。
それで神様に、「さすがにそれはちょっと書けないですぅ〜」と泣きを入れた、というわけなのでした。 お騒がせして申し訳ございません……