韓国政府、AIIB参加を決定 | Korea Economic News by KANI

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韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

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 <26日夜、韓国政府は中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を正式に決定し、中国へ通知しました。


政府、中国が主導するAIIBに参加決定 【朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/03/26/2015032603935.html

 中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に、政府が参加を宣言した。企画財政部は26日、“AIIBに予備創立加盟国として参加することを決定し、中国に書簡でこれを通知した”と明らかにした。政府は最近、関係部処を集めたNSC(国家安全保障会議)常任委員会を開いて、AIIB参加立場を決定したと伝えられた。

 韓国は、すでにAIIB参加を決定している国々の同意を得て、来月にAIIB創立加盟国になる予定である。AIIBは今年下半期に加盟国の国内批准手続きを経て、年末の発足を予定している。AIIBは韓国が主要加盟国として参加する、最初の国際金融機構だ。
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 <インフラ企業を中心に喜んでいるようです。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1426659129/455-456
455 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2015/03/26(木) 22:30:37.40 ID:ZhtHySAD
韓国、AIIB加入 "建設、通信、交通ビジネスチャンス拡大" 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2015/03/26/2015032603996.html
アジア地域での基盤施設投資需要、年間806兆ウォン規模

 政府が、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB-Asian Infrastructure Investment Bank)に予定創立会員国として参加することを決定したことから、建設、通信などの業種は海外ビジネスチャンスが増える展望だ。

 企画財政部関係者は“AIIBが本格的に運営されれば、アジア地域に大型インフラ建設市場が開かれると予想される”として、“韓国がAIIB参加を決めたことで、建設、通信、交通などインフラ事業に経験が多い韓国企業の事業参加が拡大する可能性がある”と話した。

 アジア開発銀行(ADB)によれば、アジア地域のインフラ施設投資需要は2020年まで毎年7300億ドル(806兆6500億ウォン)に達すると調査されている。しかし世界銀行(WB)やADBなどな既存機構の資金供給は、これにはるかに至らなくなっている。

 チ・マンス金融研究院マクロ国際金融研究室研究委員は、“世界銀行とADBがインフラに投資する規模は全体の10%水準”と話した。

 建設業界はAIIBの影響により、我が国企業の海外受注機会が増えると期待している。AIIBが‘一帯一路(陸上および海上シルクロード)’戦略の核心であるだけに、基盤施設のなかでも道路と交通基盤施設に投資が多くなされる展望だ。

 国土交通部関係者は、“AIIBでアジア地域の基盤施設開発が加速化すれば、受注機会が増えることになる”と話した。

 チェ・ジュンソク海外建設協会政策企画処部長も、“アジア開発途上国と新興国は基盤施設投資需要が多いが、資金調達に限界があった”として、“AIIBを通じて多様な状況に合わせた投資が続けば、プロジェクト発注規模が大きくなるだろう”と話した。

 海外建設協会によれば、今年のアジア地域工事受注額は4兆6997億ウォンだった。

 通信業界も、AIIB加入でビジネスチャンスが拡大すると期待している。通信業界関係者は"国内第4世代(4G)はもちろん、今後5世代(5G)通信技術まで国内移動通信社が先導的に研究開発(R&D)を進めている状況"として、"AIIB加入により後進国に対する通信インフラ支援が増え、国内通信業界の海外進出にも肯定的な助けになると期待される"と話した。

 実際にSKテレコム、KT、LGユープラスの国内移動通信社は、1996年に符号分割多重接続(CDMA)商用サービスから3G、4G(LTE)まで毎回関連通信技術を世界で初めて商用化して、その技術力を認められている。

 SKテレコムは昨年10月、台湾モバイルとLTEネットワーク性能向上のためのコンサルティングを進めていて、インドネシア、中国、マレーシア、モンゴルなど5ヶ国の移動通信社とも、ネットワーク コンサルティング契約を結んだ。SKテレコムは海外コンサルティング領域を、中東と南米地域に拡大するという目標だ。

 KTはルワンダ政府とのLTE通信網構築プロジェクトなど、海外合作パートナーとの戦略コンサルティング事業を強化する傾向だ。LGユープラスも昨年、台湾移動通信社であるTSCCとLTE構築およびネットワーク最適化技術コンサルティングを進めている。


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 <FTAが締結されるたびに、経済領土拡大!と気持ちの悪い表現で市場拡大だと喜んでいたことを思い出します。すでに先進国では英仏独伊にスイスとルクセンブルグまで参加を表明していて、果たして韓国に国内企業への利益誘導が可能なのか、そもそも事業の受注は参加国だけに限られるのかという疑問があります。実際に、投資案件の決定など重要な部分を中国が握ることを日米が懸念していたのですが、韓国はそれは解決されたとしています。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1426659129/459-460
459 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2015/03/26(木) 22:54:00.02 ID:ZhtHySAD
政府、AIIB加入決定の背景 "国益優先、設立案改善" 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2015032620371186677
"設立案改善要求に相当な進展あった"

 政府が中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に加入することを決定したところには、'国益'が功を奏した。

 米国の反対にもかかわらず、最近英国、フランス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパ国家が相次いで加入を決めていて、米国との伝統的友邦関係よりも、'経済'という目標にさらに重きを置いたことが影響を及ぼした。チェ・ギョンファン経済副総理兼企画財政部長官は最近、記者との会合でも数回"我が国の国益を総合的に検討して決める"と明らかにしていた。

 中国の長期国家発展戦略の核心機構であるAIIBは、遅れているアジア地域の持続的成長と社会発展のために、インフラ投資を支援するため設立される多者開発銀行だ。中国政府はアジア インフラ市場が開かれれば、2020年までに最少5兆ドル(約5650兆ウォン)の建設市場が形成されると見ている。

 このうち韓国のAIIB参加決定により建設、通信、交通などインフラ事業で経験が豊富な韓国企業の事業参加が拡大して、雇用創出効果を上げることができるという判断だ。AIIBを基にアジア内で巨大な経済圏が形成される場合、成長動力を失った韓国経済にも、もう一つの機会になるという評価も出てくる。国内企業が強みを持っているインフラ事業はもちろん、資金調達過程で国内金融機関の参加も期待される。

 特にAIIBは、韓国政府が設立時から主要会員国として参加することになる、最初の国際金融機構になる展望だ。この場合、国際社会で我が国が経済的地位に見合った積極的役割を果たし、金融外交領域を拡張させることができる、重要な手段になると予想される。

 これまで政府は、AIIB参加に対する言及に用心深さを見せてきた。米国の反対はもちろん、主な先進国はAIIB支配構造問題に対して憂慮を表明してきた。韓国政府もAIIBの支配構造とセーフガードなどが、国際的水準で設計されなければならないという意見を主な国家と共に積極的に表明して、中国側に設立案改善を持続的に要求してきた。企財部関係者は、"政府がAIIB加入を決めたことには、これと関連した相当な進展があった"と話した。

 政府の予定創立会員国(Prospective founding members)参加決定は、中国側から加入要請を受けてから8ヶ月目だ。昨年10月に21ヶ国が予定創立会員国として確定したのに続き、最近は英国、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、ルクセンブルクが加入を申し込んだ。既存の予定創立会員国の同意を受ければ、韓国も予定創立会員国の地位を得る。

 政府がAIIB加入を決めたことで、どの程度の持分を確保するかが重要イシューになった。支配構造、運営方針を議論する最初の会議で発言権を強化するためには、最低でも6%の持分を得なければならないという評価も出ている。創立会員国資格でAIIBに加入することになれば、参加国間の持分交渉過程に参加することができる。

 AIIBは1000億ドルの基金を作り、各国にインフラ建設資金を貸し出しする計画だ。中国は1000億ドルのうち500億ドルを出資して、50%の持分率と議決権を保有するという構想だ。


(☆) <英、仏、独、伊、スイス、ルクセンブルグ…金融では一癖も二癖もありそうな…

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 <えぐいというかえげつないことをやるかもしれない。これらに太刀打ちできるのならば、IMF危機もなかったし、リーマンショックでの傷も小さいもので済んでいただろう。資金調達時には国内金融機関の参加も期待って、ずいぶんと大きく出たものだね。

 中国は50%を保有して議決権も50%を得る。記事にある6%を得るためには、60億ドルが必要だ。これをどこから持ってくるのか。昨年末の外貨準備3635億ドルのうち現金が119億ドルあるのだけどね。

(☆) <半分も使っちゃうの?

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 <米国債やらなんやら有価証券が3416億ドルあるから、この一部を流用してもいい。問題は本当にリターンがあるのかに尽きる。

 先週のAIIB関連エントリー(3月21日「AIIBに韓国の答えはI go.か哀号か」) でも取り上げたように、韓国が設立から関与する最初の国際金融機構だとして必要以上に張り切り、本部を北京ではなく韓国内に誘致しようとしたり、重要ポストを要求したように、「国際社会で我が国が経済的地位に見合った積極的役割を果たし、金融外交領域を拡張させることができる、重要な手段」と見ているわけだ。

(☆) <そんなことできるのかなぁ

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 <何がしたいんだということに尽きる。日米が参加しないことで、中国に次ぐ第2位の地位を狙っていたのだけれど、各国のGDPに応じて出資額を配分する、つまり議決権も決まるということは、独仏英伊印の次になってしまう。これでは韓国の思うような意思決定は難しいだろう。

 とか言っていたら、こんなニュースが入ってきました。


中国「拒否権放棄」の米報道を否定、最大出資国の主導権誇示
 【産経ニュース】
http://www.sankei.com/world/news/150326/wor1503260040-n1.html

 中国財政省の史耀斌次官は、中国主導で年内に設立する国際金融機関アジアインフラ投資銀行(AIIB)をめぐって、「中国が欧州諸国との協議の中で、運営上の拒否権を放棄する提案を行っていた」とする米紙ウォールストリート・ジャーナルの23日の報道を否定した。


 史氏は、「出資国が増えれば、その分だけどの参加国も出資比率は下がる」と説明。「中国が拒否権を求めているとか、放棄するとかといった命題は成り立たない」などと説明した。


 最大出資国として主導権を堅持することを改めて強調した形だが、同時に中国のみが特別な拒否権をもつ運営形態ではない、との見解を示したことになる。


 同紙は、欧州諸国の協議で中国が交渉カードのひとつとして拒否権放棄を提案したことが、英国を筆頭に続々と参加国を増やす契機になったと伝えていた。

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(☆) <なにがなんだか。

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 <もう寝よう。実質的に1日3本のエントリーはキツイ。


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