日本人へのエール | Korea Economic News by KANI

Korea Economic News by KANI

韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

,(V)   (V) 、
ミ( ゚w゚)彡
 <ついに4作目になった、シンシアリー(SincereLEE) 氏の著書「韓国人による震韓論」が手元に届きました。


 反日に至った韓国の歴史的な背景をたどった前著「黒韓史」とは違い、今回は今年2015年2月から8月にかけて起きた、日韓関係の様々について考えることになった。

 AIIB加入とTHAAD配備、日米防衛ガイドライン改正、安倍首相の米国会演説、世界遺産登録、そして安倍談話へと、2015年に急速に変化した日韓関係と、それに絡む周辺国家の動きを報道から拾い上げ、恨(ハン)と甲乙関係といった韓国の社会的背景を骨格にして解説されている。

 韓国政府の『正統性』や甲乙関係については、これまでの3作の読者には冗長かもしれない。しかしこれは、親切な配慮と受け取るべきだろう。4作のどれを最初に手にとっても理解できない部分はなく、時には読者が陰鬱になりそうな韓国社会の現状も、氏は丁寧に説明してくれている。説明している氏にもやりきれない部分があったのではないかと思うが、正確に伝えることを使命とすることで奮い立たせているのだろう。

 そして後半では、氏が「本書は『価値観』をキーワードにする」と決め、「その象徴になる」と信じていた安倍談話を取り上げる。期待していた反応が得られなかった世界の中で、唯一反日で共存できそうな中国へ偏りつつある韓国には、おかしみしか感じられなくなった。反日ではない愛国者であるシンシアリー氏までもが、生まれてきた恩のある国を突き放したのだろうか。

 そうではない。日本へ、韓国を突き放せと言っているのだ。日本に対し、誇りを持ち世界で堂々と生きよと告げているのだ。『拝啓、安倍談話』は安倍談話に対する考えを述べたものではなく、これからを生きる日本人へのエールである。


おかげさまでブログランキング上位に復活できました。ご愛読ありがとうございます。


ニュース ブログランキングへ
↑クリックしてください↑
原稿のご依頼などは、wktkcancer@yahoo.co.jpまで。

韓国人による震韓論/シンシアリー
¥821
Amazon.co.jp