2014年10月24日
episode-52 「モヤモヤした気持ちになっている」
2004年から始まったクライマックスシリーズ。
元々はリーグ優勝・日本選手権シリーズ進出決定後の消化試合を出来る限り減らす事
を目的に、2004年から2006年の3シーズンの間、パシフィック・リーグではシーズン
上位3球団によるトーナメント方式のプレーオフ制度が実施されていた。
これが興行的に成功を収め、さらに2004年・2005年の2シーズンはいずれもプレーオ
フを勝ち上がったパ・リーグの球団が日本選手権シリーズを制した事などから、2006
年にセントラル・リーグでも導入に対する待望論が浮上し、議論が進められた。
そして同年9月4日のプロ野球実行委員会で、翌2007年シーズンからセ・リーグでも導
入される事が決定された。
クライマックスシリーズは、ダウンタウンのごっつええ感じを筆頭とするバラエティ
番組によくある「最後の問題に正解したら10000点です!」「なんでやねん!」に匹敵
する寒いオープン戦みたいなものだろうか。
毎年秋に開催されるプロ野球チームの最後の金稼ぎでもあるのだろうか。
クライマックスシリーズにはいろいろな意見がある。
ただ、興業的には大成功だと思っている。
但し、なんでセ・リーグが導入したのかと言う疑問が未だに残っている。
クライマックスシリーズが始まって顕著に減ったものがある。
それはシーズン終盤の個人タイトル争いのための敬遠合戦だ。
1984年、本塁打王争いをしていた中日・宇野と阪神・掛布が最終2試合で対戦したが、
お互いに10連続敬遠でタイトルを分け合った。
最終戦を前に、セ・リーグ会長から敬遠をしないよう警告文が出ていたにもかかわら
ず無視されリーグは2人を表彰した。
1982年の首位中日と大洋の最終戦では、大洋・長崎と首位打者を争っていた中日・田尾
は5打席全て敬遠された。
この試合は、中日が勝つか引き分ければ優勝、もし大洋が勝てば2位巨人が逆転優勝
という大一番だった。
田尾を無意味に出塁させた大洋は当然のように0対8で完敗し、中日が優勝した。
巨人からは抗議もなかったが、これはもはや野球協約で禁じる敗退行為、すなわち
八百長だと断ずる声もある。
2001年には近鉄・ローズが王監督の持つシーズン55本塁打の更新に挑戦し、その王監
督の率いるダイエーから四球攻めにあった。
王監督が指示した訳ではなかったとされるが、シーズン後に実際に敬遠を指示した
若菜バッテリーコーチが辞任した。
逆に2002年には西武・カブレラが、少しでも多く打席に立つために1番で出場した。
本塁打ばかりではない。
1998年、ロッテ・小坂と西武・松井稼が盗塁王を争ったとき。
小坂はわざわざスタメンを外れて代走で出場。
西武投手は牽制を悪送球した。
この悪送球も故意の可能性が高いが、小坂は進塁しない。
すると投手は故意にボークを犯して、小坂を2塁に進ませる。
ベース上にはショート松井が張り付いたまま。
小坂は無理に3盗を試み、アウトになった。
こうした醜態が繰り返されるのは結局、優勝争いから脱落し、勝利へのモチベーショ
ンのないチームがプレーするからだ。
プロ野球が提供すべきは優れた娯楽である。
そもそもプロ野球の目的は何か。
「最強チームを決定すること」ではない。
それは手段だ。
プロ野球の目的は、「日本国民に優れた娯楽を提供すること」である。
では、プロ野球が提供すべき優れた娯楽とは何か。
1つは超人的なプレーであり、2つめは白熱した優勝争いである。
優勝の可能性がなくなってモチベーションのないチームのプレーが、誰を興奮させら
れるだろう。
これを解消するには各チームの戦力均衡を図る必要があるのだがそう容易ではない。
完全ウェーバー性やぜいたく税を導入して経済格差の是正に努めているメジャーでさ
え現実には各リーグにお荷物チームが存在する。
クライマックスシリーズには物凄くいろいろな意見がある事は事実だ。
ただ、今年のオリックスに関しては、クライマックスをフルに試合出来たお陰で10億
円以上の収入があった言われている。
勿論レギュラーシーズンの観客数もアップした。
オリックスの瀬戸山隆三球団本部長補佐は言う。
「アップした収入で来年は更にチームを強くする」と。
チームが強くなって収入がアップする。
更にチームを強くする為にお金が注がれる。
そして更にチームが強くなる。
こう言うスパイラルなら歓迎したい。
もう既に、ジャイアンツ、タイガース、ホークスはこのスパイラルに入っている。
オリックスも何とか頑張ってチームを強くして欲しい。
昨夕そんな事を考えていた。
するとたつ屋の竜田揚げがここにやって来た。
そして「お疲れ様です」と言って私の横に勝手に座りやがった。
私が「いよいよ日本シリーズやな」と言った。
タイガースファンのたつ屋の竜田揚げが「ありがとうございます。
お陰様で、タイガースがあのジャイアンツを4タテを喰らわせて日本シリーズに進出
しました。
もーう、嬉しくて、嬉しくて、涙が出そうになりました」と言って興奮していた。
私が「ところで、伊藤隼太ってどーうなんや」と言った。
たつ屋の竜田揚げが「肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌感染症(髄膜炎や菌血症、敗血
症、肺炎、中耳炎など)を予防します。
肺炎球菌にはたくさんの型があります。
日本で接種されているワクチンは7価ワクチンで、肺炎球菌感染症で重症化しやすい
型のうち7つに対して免疫ができます。
海外では13価ワクチンが主流となっています。
ワクチンの7つの型が原因の副鼻腔炎や中耳炎は予防できますが、肺炎球菌のその他
の型が原因だと予防できません。
また、肺炎球菌以外が原因の場合も予防できません。
私がかかりつけ医から聞いたのは、以前娘(当時3歳)に肺炎球菌ワクチンの接種を
悩んでいた時、3歳になれば髄膜炎で重症化する事はまずないけど、肺炎球菌による
中耳炎はひどくなりやすく長引し繰り返すから、ワクチン接種する価値はあると思う
(当時まだ補助がない頃でした)、という説明でした。
中耳炎の原因はほとんど肺炎球菌なんていうのは初耳です。
他にも本当にいろんな菌が原因で中耳炎になります。
肺炎球菌ワクチンを接種する事で全ての中耳炎を予防する事は不可能ですが、中耳炎
になる回数を減らす事はできると思います。
ただ、どれ位減るかは分かりません」と言った。
私が「しかし、安倍晋三首相も政権基盤の安定化を優先させるため、小渕優子前経済
産業相と松島みどり前法相の「ダブル辞任」という形で早期の事態収拾に踏み切った
もんやな」と言った。
するとたつ屋の竜田揚げが「明日からいよいよホークスとの日本シリーズです。
自分は肺炎球菌ワクチンの接種をして益々元気になって、ジャイアンツの阿部慎之助
と村田修一のダブル辞任に追い込みます。
正直、タイガースの一度終戦してからの快進撃にはモヤモヤした気持ちになって
います。
でも、ホークスを打ち負かしてこの気持ちをすっきりさせたいです。
おそらく、この時のすっきりはXVIDEOSを見ながら一人で抜く時よりも良い感じにな
ると思います。
その時は“はらたいらに10,000点”と叫びます」と言って急に立ち上がりやがった。
その姿を見た私は両腕を組みながら。
「ん~っ……。(遠い目)
お前の言っている内容はウルトラ級におもろないギャグやな。
確かに、普通の神経をしたタイガースファンなら素直に喜んでええのかを迷っている
と思うな。
と言うか、お前のギャグで俺は今日も凍りつきそうになったわ」と言った。
その瞬間深い沈黙になった。
そんな今週の『たつ屋の竜田揚げ』であった。
基本的に、たつ屋の竜田揚げは本当に面白くない。(;一_一)
ほんでもって、ある日のおうち御飯。
鮭のクリームソースが最高に美味しいのであった。
よろしくお願い申し上げます!!
読み逃げは厳禁ですよ――!!