前回の感動のブログから一転ですが…
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愚痴らせてください。
現在、小児病棟に入院中のピピウ。
10月までお世話になったNICUとは違い、ここは付き添いが必要です。
しかも相手は乳幼児…。
「ちょっと待っててね」と言う事さえ出来ないので、ほんとに24時間付き添いが必要です。
先日の晩は初めてピピウが夜中ずっと泣きまして…。
抱っこから下ろすとなくし、抱っこしてても私が座ると泣くしで…立ちっぱなしで朝を迎えました。
朝は疲労ピーク
そんな疲労困憊のところ、私のところにボランティアさんがやってきました。
「私、ボランティアです。来ましたよ。」と。
へ?
「来ましたよ」って言われても、何をしに来たのか?
状況が読めていない私を察したボランティアさんは、「あなたが呼んだのよね?」と。
いいえ、私はボランティアさんを呼んだ覚えはありませんけど…?
そう言うと、ナースステーションの方へ消えたボランティアさん。
それから間もなくして、病棟の雑用を管理する職の女ボスが私のところに来ました。
怒っている様子。
女ボスは私にこう言いました。
「あなたの夫が今日の〇〇時から〇〇時まで誰も子供につき添えないって言うからボランティアを手配したのよ!」
しかも、結構怒鳴り声。
どうやら、どうしても子供に付き添えない両親のために、代わりに付き添いをしてくれるボランティアがあるようです。
でも、私のダンナが言ったって…
そんな訳ない
ダンナと付き添いの時間帯はいつも話して調整してるし、第一、その時間帯に私には病院に居られない用事はない。
「そんなはずありませんけど。」
そう言っても納得しない女ボス。
すると、ピピウと同室の子供のお母さん(イタリア人)が、「隣の中国人家族と間違えてない?昨日、彼女(私のこと)の姑も交えて、誰が何時に付き添うかこの人たち話してたから、ボランティアを呼ぶはずないと思うわよ。」と援護してくれました。
でも、女ボスは「私はあなたの夫と昨日話したの。間違いないわ。あなたの夫に確認してみなさい!」とまだ私に怒る。
「あなたが言う私の夫はイタリア人でしたか?私の夫はイタリア人ですよ。」と言ってみるが…
「当たり前じゃない。私は中国語話せないんだから、あなたの夫とはイタリア語で話したわよ。」
("イタリア人"と"イタリア語"という単語はイタリア語では同じになるため、おそらく相手が勘違いしてその答えになったと思われる。)
こちらも寝不足で普段よりイライラの沸点は低い。
その言葉にカチンときて、「私の夫は中国語は話せませんし、私も日本人だから中国を話せませんけどね。」と言って、これは私が言っても納得しないだろうと思い、ダンナに女ボスの前で電話。
「夫です。イタリア人ですから、イタリア語でどうぞ。」と女ボスに電話を代わりました。
ダンナと話して顔色も口調も変わっていく女ボス。
「そうなんですね。分かりました。きっと連絡ミスでしょう。」
ダンナと話し終え、なにも言わずに私にケータイを渡し、去って行った女ボス。
ほらみろ!
結局、ボランティアを呼んだのは、隣の病室に小さな女の赤ちゃんが入院している中国人家族でした。
患者か患者の両親の名前、部屋番号をまず確認してから怒鳴りに来い!
久しぶりに腹が立ちました。
言っておきますが、中国人に間違えられて腹が立ったのではありません。
確認する前に、私が東アジア人であることだけで(見た目だけで)決めつけて、頭ごなしに怒鳴ってきたことに腹が立ったんです。
仮に私が中国人だったとしても腹が立ちますよ。
人違いで怒られるんだから。
その日の午後、また私のもとへ笑顔でやってきた女ボス。
「隣の中国人家族だったわ〜。あなたの夫を取り違えちゃった。」
「私の夫はイタリア人だって言いましたよね?」
「ピピウ、お父さんを取り違えちゃった。中国人のお父さんはどう?」
「イタリア人の父親一人で十分です。」
…
ま、今となっては怒ってませんけどね。
確かに中国人家族の赤ちゃんも何人か入院しているようで…NICUの時もそうだったんですが、多くの中国人両親がイタリア語もままならず、ドクターや看護師、病院スタッフとコミュニケーションを取るのが困難なことが結構あるようです。
だから、分かり合えず、病院側もうまくオーガナイズできなかったり…病院スタッフもイライラが溜まっている部分もあるのでしょう。
女ボスもそうだったのかも。
女ボスのイライラが爆発した時にいたのが運悪く私だったのかも…。
とりあえず、現在はアジア人だけど病棟唯一の日本人であることはスタッフにわかってもらえたようです。
でも…
昨日、中国人のお父さんに中国語で話しかけられた…。笑
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