幸せ | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

NICUで一番長く一緒に過ごしたGくん両親。

Gくんは残念ながら今年、天へ召されました。



G くんも両親もあんなに頑張ったのに…。

世の中、不公平だと思いました。

悔しくて、悲しくて、しょうがなかった…。

私でさえそうなのだから、Gくんのお父さんとお母さんはどれほど辛かったか…。





あの心が引き裂かれるほど辛い日から数ヶ月。

Gくんに妹が誕生しました。

Gくんが頑張ってNICUで戦っているときに、お母さんのお腹にやってきたGくんの妹。

お母さんは嬉しかった反面、不安で、心配で、たまらなかったと思います。


ハイリスク妊婦ということで、フィレンツェの大学病院で入念な検査と管理を受けていたお母さん。

NICUスタッフも、できるだけお母さんに負担がかからないように気を遣ってくれたと聞きました。

Gくんとお別れという悲しい悲しい出来事があって、お父さんとお母さんはサルデーニャに帰っていきました。

それからもよく電話やメッセージで連絡を取っていました。

幸いにもGくんの妹はお腹ですくすく順調に育っていました。



そして、ついに、Gくんの妹Dちゃんがこの世にやってきました。

お父さんとお母さんの喜びは計り知れないでしょう。




DちゃんはGくんの代わりではありません。
Gくんの代わりなど、この世のどこにもいません。

Gくんを失ったお父さんとお母さんの悲しみが消えることはないでしょう。

私は死後の世界とか魂とか信じるタイプの人間では無いけれど、でも、Gくんはちゃんとお父さん、お母さん、妹を見てるような気がします。
なんとなく…。


Dちゃんが元気に生まれてくれて、私もダンナも幸せな気分になりました。


命って奇跡ですね。

赤ちゃんって奇跡ですね。


世界中のどの赤ちゃんも元気に生まれてくれることを心から祈ります。






Dちゃん、ようこそ世界へ。

きっと大変なことも、辛いこともあると思うけど、この世には美しいものも、素晴らしいことも、いっぱいいっぱいあるよ。

何より、あなたはすでに素晴らしいものを持って生まれてきたからね。

それは、頼れて、愛情に満ち溢れたあなたのお父さんとお母さん。

あなたが両親に幸せを運んできたように、あなたの両親もきっとたくさんの愛と幸せをくれるよ。
私が保証する。

いつか、会いに行くね。

ピピウと遊んでね。





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