先日、ピピウの2番目のお誕生日でした。
本当は6月に生まれるはずだったピピウ。
あわてんぼうで3月に生まれてしまいました。
だから、戸籍上の誕生日は3月ですが、
ピピウという赤ちゃんの成長を基準としたときの誕生日は6月。
修正月齢でも1歳になりました。
ピピウには誕生日が1年に2回あります。
生まれてからこれまでの15か月、ピピウが乗り越えてきた困難と苦しみは、母親である私にも分かりません。
「大人ならば、とっくにギブアップしている。」とたくさんの看護師さんやドクターにも言われました。
きっと…いや、確実に、ピピウは私より強いです。
我が子ながら立派です。
たくさん誉めてやりたい。
だから、1年に2回誕生日を祝ってやっても罰は当たらないと思います。
ピピウは本当に頑張ってきたし、今も頑張っています。
2番目の誕生日の少し前に、親子三人で山へ出かけました。
ピピウがNICUを退院したときに、ダンナの友達が出産祝いにくれたトレッキング用の赤ちゃんを背負うリュック。
ずっと使う日が来るのを楽しみにしていました。
使う日が来るかどうか分からないまま…。
それを先日、ちゃんと使うことができました。
リュックにピピウを乗せて(入れて)、それをダンナが背負います。
ピピウはダンナに背負われながら、木々や花、虫などをきょろきょろと見ていました。
こんな日が来るなんて…。
嬉しくて、嬉しくて、たまりませんでした。
1年前のピピウの2番目の誕生日、よって出産予定日は、ピピウの切り離された腸をストマを残しつつ繋ぐ手術の日でした。
あれから1年。
たった1年。
あの時、今のピピウを誰が想像できたでしょうか?
ドクターたちはできていたのでしょうか?
私たちは夫婦はとて想像できませんでした。
まだまだ多くの困難が待っていることは明らかですが、それでもここまで回復し、成長してくれているピピウに感謝です。
そして、ピピウを治療してくれた病院スタッフに感謝です。
そして、昨日。
いつもの栄養科の定期検診で病院へ行ってきました。
ピピウ、順調で担当医にも褒められました
昨日の検診の身体測定の結果、
体重8070g
身長71,2cm
修正月齢で見ると成長曲線に入りました!
担当医も「ピピウ…もう未熟児で生まれたようには見えないわね。笑」と。
そして、昨日は更にプレゼントが!
成長も離乳食も順調ということで、なんと…
1週間に1回、完全に点滴が外れる日ができたのです!
これまでは毎晩、点滴をつけていましたが、これからは点滴をつけないでピピウが寝られる日が週に1回。
なので、1泊旅行なら可能に!
ドクターたちも
「バカンスシーズンだからね~。
ピピウも今年は少しバカンスしないとね。
お父さんとお母さんにも少しバカンスさせてあげないとね。」
と。
今週は今晩が点滴を付けない日。
ピピウが退院して初めてです。
家で点滴を準備しなくてもいいなんて…
寝てる間もピピウが点滴の管を引っ張らないか心配する必要がないなんて…
この喜び、分かってもらえるでしょうか!?!?
もう、すっごく、すっごく嬉しくて、昨日はNICU友達で同じく短腸症候群の息子くんを持つママ友にメッセージしました。
彼女の息子くんは正産期に生まれているし、ピピウより残存小腸もだいぶ長いので、ずいぶん先に点滴が丸一日外れる日を迎えていたのですが…
彼女は私の喜びをよく理解してくれました。
一緒にすっごく喜んでれました。
これまでの経験上、あまりにも喜び過ぎると大どんでん返しがあるので、ほどほどにしておきます
まだ終わってはいない。
1年前に比べるとずいぶん状況が良くなっていることと、いろいろありながらもピピウが成長してくれていることに感謝して…。
ピピウ、2番目のお誕生日おめでとう。
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