本来は専門家しか知り得なかったような情報が、簡単
にパソコンひとつ、もしくはスマートフォンひとつで
手に入れられる時代になりました。

そのため、本来は手を出さないであろう異業種が、違
うジャンルの事業に手を出すという、異業種競争が近
年激化しているようです。

例えばIT企業が農業へ参入したり、居酒屋を経営したり、
さらには単なる日用品や雑貨を扱う企業だったところが、
不動産業界に乗り込んでみたりと、極端なほどの異業種
へのチャレンジを試みる企業が、どんどん増えてきつつ
あります。

その結果、本来競合ライバルといえば同業者だったのが、
この会社はどこの会社？というような競合ライバルがあ
らわれてしまい、その戦いの様相はまるで異種格闘技戦
のようだとか。

ちなみに消費者目線に立って考えれば、異なるジャンル
の事業者が乗り入れてくれることは、必ずしも悪いこと
ではありません。

なぜなら違う目線で同ジャンルのビジネスを見ることが
できる、事業者があらわれるということだからです。

それによって、新しい風が吹き込み、旧態依然の既得権
益にしがみついている悪質な業者が減るかもしれません
し、今までにはなかった斬新なアイデアの商品に触れる
ことができるかもしれません。

消費者にとっては、喜ばしい点も多いのです。

しかし同業種でコツコツ地道にやってきた経営者にとっ
ては、こんな異業種ライバルの存在はちょっとした脅威
でもあります。

もちろん、同じように異種格闘技戦に参戦するという道
もありますが、やりたいというモチベーションがない限
りは、出ても負け戦を強いられることが増えてしまいます。

こんな競争に飲みこまれそうになった時には、こんな永
ちゃんの言葉をぜひ思い出してみてください。

「誰かに求められているから。こんなオレでも必要とさ
れているから。オレにはやるべきことがあるから。だか
ら生きられるんだ」
(出典：日経BP社「アー・ユー・ハッピー？」)

どこに行き、何をやるにせよ、そこに自分の居場所が
あると感じられない限りは、きっとそれを続けること
はできません。

なぜなら、誰かに求められ、必要とされる場所に、やる
べきことがないと自分自身が生きられないからです。

どんなライバルが行く手に立ちはだかろうと、そこだけ
はきっと変わらないのではないかと思います。



永ちゃんの名曲「居場所」

私の好きな曲といえば、10代、20代の頃によく聴いてい
たものに偏って多いですが、最近の曲にもキラキラ光る
ものがいくつもあります。（私にとってですが）
「居場所」もそんな中の一つで、曲も歌詞も好きです。

https://www.youtube.com/watch?v=Skk_TWRegAA

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