パピとママ映画のblog

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グレイテスト・ショーマン★★★★

2018年02月18日 | アクション映画ーカ行

「レ・ミゼラブル」「LOGAN/ローガン」のヒュー・ジャックマンが「ラ・ラ・ランド」でアカデミー歌曲賞を受賞した作詞作曲家チームとタッグを組んで贈る感動のミュージカル・エンタテインメント。誰も観たことのない画期的なショーを生み出した伝説の興行師P・T・バーナムの波瀾万丈のサクセス・ストーリーを華麗な歌と踊りで描き出す。共演は「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」のザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ。監督はVFXアーティストで本作が長編デビューとなるマイケル・グレイシー。

あらすじ:19世紀半ばのアメリカ。貧しい少年時代を過ごしたP・T・バーナム(ヒュー・ジャックマン)は、幼なじみのお嬢様チャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)との身分違いの恋を実らせ結婚する。そして愛する家族のために成功を追い求め、挑戦と失敗を繰り返した末、ついに前代未聞のショーをつくりあげ、大衆の心を掴むことに成功する。しかし、そのあまりにも型破りなショーに上流階級の人々は眉をひそめるばかり。そこで英国で成功を収めた上流階級出身の若き興行師フィリップを口説き、パートナーとして迎えるバーナムだったが…。

<感想>IMAXで鑑賞。ヒュー・ジャックマンのミュージカル映画では、「レ・ミゼラブル」以来かも。ヒュー・ジャックマンと言うと「X-MEN」シリーズのウルヴァリンのイメージが強いと思う。ですが、もともとは舞台で知られていて、トニー賞も受賞しているミュージカルスターなんですね。

そういえば2009年のアカデミー賞授賞式の司会をしていて、歌って踊るショーマン姿にびっくりした記憶があります。実はこの映画は、その時のヒュー・ジャックマンのパフォーマンスにヒントを得て企画がスタートしたものだそうですよ。

彼が演じたP・T・バーナムは実在の人物であり、芝居や音楽が上流階級のためのものだった時代に、一般大衆向けの娯楽を作り出した男。今でいう、サーカスやラスベガスでのショーの原点を作り上げた伝説の興行師なんですね。そこに架空の人物であるフィリップやアンの物語を加えて映画化したもの。

ミュージカルナンバーは9曲あるんだけれど、どれも楽曲の質が高いのだ。作曲したのは、あの「ラ・ラ・ランド」で、第89回アカデミー賞歌曲賞を受賞した、コンビのベンジ・パセックとジャスティン・ポールが音楽を担当している。

その楽曲の中でも、ゴールデングローブ賞の主題歌賞に輝いた「ディス・イズ・ミー」が素晴らしい。これは上流階級には受け入れてもらえない一座のパフォーマーたちが、それでも前を向いて生きて行こうとと誓うナンバー。メインボーカルのキアラ・セトルの熱唱が心に残りました。

そして、映画のオープニングとエンディングを飾り、出演者たちが歌い踊る華やかな曲。パンチの効いたビートとメロディ。力強い歌詞がワクワク感を盛り上げている「ザ・グレイテスト・ショー」。

それに、歌姫ジェニー・リンドがステージで絶唱する曲。「ネヴァー・イナフ」歌はローレン・オルテッドによる吹き替えなんだけれども、表情だけでバーナムへの想いを表現したレベッカ・ファーガソンの演技が見ものでした。

それから、バーの中を舞台に、バーナムとフィリップのまるで決闘の様なやり取りを描く曲「ジ・アザー・サイド」二人の背後にいるバーテンダーの使い方など、振り付けの妙が味わえますから。

ザック・エフロンが演じたフィリップと、ゼンディヤ演じる空中ブランコ乗りのアンが、立場の差を超えて愛し合おうとするデュエット曲「リライト・ザ・スターズ」

他人と違うことで差別を受け、才能を発揮できない人々にも生きる場所があるっていうことなんですね。バーナムは決して人道主義者ではなく、単に“誰も見たことがないものを見せる”という興行師的な発想から、ショーの出演者を選んだにすぎない。だから彼の不用意な言動が彼らを傷つけることもある。

それでも失意のどん底にあるバーナムを励ましてくれたのも、彼に勇気を与えてもらった一座の面々だった。というあたりが感動的なんですね。

監督を務めたマイケル・グレイシーはMV監督出身、ということもあって、歌唱シーンの仕掛けは面白いし、高度な振り付けも楽しめる。豪華絢爛な映像に酔いしえるエンタメ作品でもあります。

 

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